英語は舌が回らない!?発音トレーニングの発想転換6法

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英語の発音、難しいと思ってますか?

確かに、日本語と英語はその語源が異なり文法も文字もほぼ全く類似しません。

とはいえ、潜在的に「違いすぎる」と尻込みしながら試みても、英語の苦手意識は克服できません。

逆に気軽に構えて好きなところを見つけることで、発音へのハードルは格段に下がります。

言葉の発音、噛み砕いてみると実は全然違うわけではなく比較的同じような発音も多いです。

逆の見方をすれば、発音の根源は「口と歯と喉と舌と空気」この関係でしかありません。

つまり、限られた資源の中でできることには限界があります。

気軽に構えてイメトレから入ることで英語自体が身近になることも多いです。

この記事では、苦手意識になりがちな英語の発音に対する発想の転換を踏まえたアプローチを紹介します。

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舌が回らないってなに!?背伸びせずにわかる速度とペースで

英語のリスニング、速すぎって、思いますよね。

耳慣れないうちは、なんでも「速く」感じる傾向があります。

速く感じるなら、無理せずゆっくり聞きましょう。

英語の発音、全然違うと思いがちですが、実は割とそうでもありません。

舌が回らないと感じてしまうのは、気にすべきことが多すぎると感じていることを意味します。

情報量が多すぎるときは、情報量を減らす・情報量の受け付ける速度を落とすなどにより、今のあなたが許容できるペースに落とし込むことができます。

背伸びしても良いことはありません。あなたの心地よいペースで進めることが、一番効果の出る学習アプローチです。

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口が回らないってどういうこと!?敢えて英語早口言葉に挑む

あなたは英語の早口言葉、どんなフレーズが思い浮かびますか?

ここでいう英語の早口言葉、目的は「言い切ること」ではありません。

文字の類似性や音の類似性は、ネイティブの人にとっても「ややこしさ」です。

「発音のややこしさ」に焦点を当てることで、英語の「発音の難しさ」を理解することができます。

日本時が苦手とする発音を含まない早口言葉の例:(※)

She sells seashells by the seashore.:’s’ and ‘sh’(’シ’と’シュ’)

Can you can a can as a canner can can a can?:’can’(’キャン’と’カン’)

・Give papa a cup of proper coffe in a copper coffe cup.:’c’ and ‘p(’クッ’と’プッ’)

実は、日本人はそんなに苦手と意識しない「s」、綴りが似ている「c/p」「b/d」などにフォーカスした早口言葉は多いです。

日本時が苦手とする発音を含む早口言葉の例:(※)

Which witch switched the Swiss wristwatches?:’w’ or ‘s’ + ‘ch’(’ウ’と’スウ’+’ッチ’)

Red lorry, yellow lorry.:’r’ and ‘l’(内に籠る’ル’と外に広がる’ル’)

The thirty-three thieves thought that they thrilled the throne throughout Thursday.:’th’(下を挟む’ス’と’ズ’)

(※)source: 71 Best Tongue Twisters to Perfect Your English Pronunciation

そして、日本人が苦手な「r/l」や「th」、あまり意識はしないけれど実は難易度の高い「w」を含む表現です。

このように、英語のパーツでみると、発音は日本人だけが苦手としているというわけではありません。

「日本人だから発音が下手」と怖気付かずに気楽に構えるだけで、発音への難易度意識は格段に緩和できます。

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言葉に囚われていませんか?英語は言語でフォーカスは内容

あなたは通常、何に多く時間をかけていますか?そして、あなたは何に費やす時間が好きですか?

英語は、ただ単に日本語と名前が違うだけ、例えば「本」が「ブック」という名前になっているだけです。

つまり、日常的に使用する単語も文も、あなたが話したい目的は言語に関わらず同じです。

単語や発音に神経質になりすぎず、フォーカスする内容にポイントを置くことで伝達度は格段に改善できます。

確かに日本語と英語で文字・発音・文構成、異なるところは多いです。

しかし、文法や発音にこだわりすぎると、特徴や要領を得ない「色がない」表現になってしまいます。

コミュニケーションにおいては、声のトーンや表情など、言葉以外の情報でその伝達度や印象は大きく異なります。

伝えたい軸になる単語を明確に絞るように意識することで「舌が回らない」状態に陥ることを防ぐことができます。

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それっぽく話したい!発音のリズムをS字曲線で捉えよう

会話の抑揚、意識していますか?

英語の発音をよくしたい。。。そう思いますよね。

日本語は、平坦な言語と言われています。抑揚が少なく文章には基本的に言葉の切れ目がありません。

とはいえ、言葉の通じない幼児やペットと接するとき、表情もジェスチャーも抑揚も極端なくらいつけますよね。

日本人は、抑揚をあまりつけないだけで、つけることができないわけではありません。

英語はリズムです。英会話を波や音楽のように捉えることで「それっぽさ」は格段に上達します。

発音のリズム曲線、実際の英文で確認してみましょう。(※)

Tongue twisters don’t make a lot of sense, but they are filled with repeated sounds making them extremely helpful in speech therapy. Basically, a tongue twister works the same way as physical exercise. The more you practice, the better your pronunciation will be. What is more, tongue twisters were – and probably still are – used by actors before a representation and by politicians before a speech and even by news anchors before going live.

(※)source: 71 Best Tongue Twisters to Perfect Your English Pronunciation

例えば、ゆっくりめの場合はほぼ全ての単語にアクセントがつきます。赤字はアクセント、斜線は音の切れ目です。

Tongue / twisters / don’t /make a / lot of / sense, / but they are / filled with / repeated / sounds / making them / extremely helpful in / speech therapy. / Basically, / a tongue twister works / the same way as / physical exercise. /

そして、それぞれ斜線で区切った箇所を同じ間隔になるようにテンポをつけてみます。

例えば1区切り「Tongue」を1秒とすると「Tongue / twisters / don’t /make a / lot of / sense」は6秒同じ間隔になるイメージです。つまり「make a」は正確には2単語ですが「メイクァ」と1単語のように発音しますし「making them」も同様に「メイキングェム」というリズムであることが確認できます。

では次に、少しテンポを上げてみます。音の切れ目が長くなりリズムも一定ではなくなります。

Tongue twisters don’t make a / lot of sense, / but they are filled with repeated sounds making them / extremely helpful in / speech therapy. / Basically, / a tongue twister works / the same way as physical exercise. / The more you practice, / the better your pronunciation will be. / What is more, / tongue twisters were – / and probably still are – / used by actors before a representation and by / politicians before a speech and / even by news anchors before going live.

さらに「the same way as physical exercise」のように一区切りの間にアクセントが2度来たり「What is more,」のように1つも強調される箇所がない節も出てきます。これが、リズムのバリエーションでありイントネーションです。

そして、通常の速さではさらに「イントネーション」として強調箇所が明確になります。

ゆっくりの時に1単語づつ切れていた「S」は、繋がって波のようになります。

そして、イントネーションが高くなる箇所は伝えたい内容とイコールです。

「Tongue twisters, don’t(早口言葉はしない)」でも「repeated sounds, extremely, speech therapy(繰り返しの音は特にスピーチセラーピーで)」そして「same way, physical excercise(体を動かすことと同じ)」と伝えています。

このように、伝えたい箇所を伝える目的でリズムをつけることは、自然なイントネーションに直結します。

そして、メッセージの伝わりやすいイントネーションは伝達度に直結し、コミュニケーションを格段にスムーズにできます。

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発音トレーニングはどこから!?好きが伸ばす前向きな没頭

「好きこそモノの上手なれ!」日本の有名な諺です。

英語の発音も「没頭できるほど好きな分野」から入ることでその親近感や効果は格段に異なります。

英語は言語です。あなたが好きな分野で使用する単語や文は言語に関わらず同じです。

入り口になりやすい英語の関心どころの例:

・英語の構文や文法

・英語の音やアクセント

・温度感やテンションで示すイントネーション

・コミュニケーションのパーソナルスペースやジェスチャー

そして、興味のある単語で英語検索をします。例えば構文であれば「english grammer structure」国による発音の違いであれば「english pronounciation difference country」など、なんでも構いません。

興味のある分野の例:

・音楽・絵画・ドラマ・アニメ・旅行などの趣味

・専門の建築・ビジネスなど仕事に直結する分野

・宗教や文化・国のイベントなど英語圏の国に関する情報

あなたの関心ごとを調べ、そしてその発音を確認します。(※)

もしかするとあなたがすでに知っている内容が英語になっているかも?と期待しながら読み進めましょう。

音を確認しながら読み進めることで、強調ポイントのつかみやすさを実感することができます。

(※)文を読み上げる機能は、PC(Windows, Mac)も、モバイル(iOS, Android)も、OSに備わっています。「Mac テキスト読み上げ 設定」などで検索すると、設定方法を調べることができますので、ぜひ試してみてください。OSに備わっている読み上げ機能活用の工夫については「OS機能で自由自在!!英語リスニング勉強法の5ステップ」で詳しく解説しています。

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まとめ:英語発音の苦手意識に対する抜本的な発想転換とは

これまで、英語の発音への躊躇を発想転換するアプローチについて解説してきました。

・噛み砕いてみると比較的同じような音は多い!「違いすぎる」と感じるのは先入観

・「舌が回らない」と感じるのは背伸びしているから!今のあなたが許容できる情報量に抑えよう

・「口が回らない」ことで有名な早口言葉!発音のややこしさは日本人だから感じるわけではない

・フォーカスは単語や都度都度の発音より「伝えたいメッセージ」

・英語のリズムはS字曲線!伝えたいキーワードを山のてっぺんに置くのがイントネーション

・発音トレーニングはあなたが好きな分野から!没頭がトレーニングを後押しする

英語の発音は「口と歯と喉と舌と空気」の関係から成り立っており、いくら違うといっても限界はあります。

気楽に捉えてイメトレ的に意識することで、上達を思い描いたトレーニングリズムを構築できます。

ぜひ今日から始めてみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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