日本人って、英語の発音下手だよね。そう思う人は多いかもしれません。
とはいえ、発音って、そんなに重要ですか?通じるなら、それで良くないですか?
日本人は一般的に英語を上手ではないかもしれません。
でも、それ以上に、伝えない、思っていることを抑えてしまう、そんな自制心がコミュニケーションを妨げているというという見方はできないでしょうか。
この記事では日本人が日本語から伸びられない理由、具体的に解説します。
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もくじ / Table Of Contents
英語がわかからいのは文法のせい!?英会話への苦手意識
英会話は苦手、、、、、そう思う人は多いです。
とはいえ、英会話に文法、実はそんなに必要ありません。
最低限のコミュニケーションという意味では、最低限の単語とジェスチャーや表情で、充分伝えることは可能です。
確かに、最低限の単語はあります。5W1Hの疑問詞、キーになる主語や代名詞は必須といって良いでしょう。
しかし、単数・複数や時制、動詞の変形の概念は、まぁ、、、、、、正しくなくても、、、通じます。
日本語に秀でている日本人が、拙い日本語を話す外国人の日本語に言葉を補って解釈するのと同じです。
文法の正しさにこだわって考えているうちに、会話は次々進みます。
英語の文法は後からついてきます。まずは伝えたい単語を言葉にすることからコミュニケーションは始まります。
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英単語が覚えられない!?使う単語は言語に依存しない
英単語、覚えようとしてますか?
あまり意識したことはないかもしれませんが、英語は言語です。
つまり、あなたが言葉にする単語は、言語に関わらず同じです。
日常生活に、ビジネスに、旅行に必要な単語がそれぞれ異なるように、あなたが必要な単語はあなた自身が使う単語です。
英単語は、覚えることではなく使うことが目的です。
あなたが使う単語を書き出して日常的に織り交ぜることで、英語でのコミュニケーション力は格段に改善します。
あなたが使う単語を単純に英語にしてみる、その試みで英語の日常感を創り出すことができます。
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英語が世界共通語という意識ありますか?マイノリティと尊重
日本語の世界的話者率、考えたことありますか?
世界約200カ国、7000以上の言語が存在する中で「主な言語」は20余りです。
その中には、なんと日本語がノミネートされています。(※)
トップには英語、そしてフランス語・中国語・ヒンディ語・スペイン語と続きます。
英語話者人口は11億人超え、その国数は約70カ国に広がっているのに対し、日本話者人口は約1.3億、ほぼほぼ日本国民数です。
日本は島国で単一民族単一言語、日本語話者数という意味ではある程度の数値にはなりますが、日本以外で日本語を話す国はほとんどありません。日本人移民のいるアメリカやブラジル、またフィリピンや中国、韓国などの一部の高齢者で話すことができる人がいるに過ぎません。
日本語はマイノリティ言語です。ビジネス・政治・経済・国際に手を伸ばすには、世界の共通を尊重する英語への意識を高めることが不可欠です。
(※)The 20 most widely-spoken languages
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日本で英語力は必要ない!?日常生活で意思疎通に使う言語
結局日本語で用足りるんだよね。。。そうなりますよね。
はい。日本において生活する上で、英語は全く不要です。
日本という国に密度濃く根付いた日本語で全ての用が滞りなく可能で、むしろ日本を訪れる外国人が日本文化や日本語を勉強して来日するほどです。
とはいえ、地図を片手に電車に乗っている人や着物をきて奥ゆかしく日本文化を体験している人々に、もっと快適に日本時間を過ごしてほしいと思いませんか?
郷に入っては郷に従え。そんな諺がまかり通る日本、逆も然りです。
日本語は、一歩外に出たら通じません。日本国外の共通に従う、それが英語を話すことであり英語への関心を高めることにつながります。
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語族が異なる言語は話せない!?英語と日本語はルートが違う
だって文法全然違うし、、、言いたくなりますよね。
英語の文構造や文字が日本語とあまりに違うがために言い訳したくなる気持ち、わかります。
とはいえ、語源と言語、そんなに依存性ありますか?
英語とルーツを異にする中国語・アラビア語・タミル語(南インド)・マレー語。どの言語を話す国でも、英語とのバイリンガルは多いです。
英語の構造を難しく感じるのは、日本語ベースで考えるからです。
英語と日本語は、常に対にはなるとは限りません。言語は、必要な内容に伴って進化するからです。
例えば日本語で言う「すごい!」英語では常に「great!」と言うわけではありません。wonderful!, excellent!, incredible, awesome!, amazing!少し並べただけでも多様なバリエーションがすらすら会話にとびだします。
デジタル機器のOS設定を英語にするように、日本語を挟まず英語は英語のまま親しむことで、語源に限らず英語を受け入れることが出来ます。
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英語を発声してますか?言語は声に出さずに身に付かない
英語の発音、都度都度確認してますか?
机上で勉強する場合、書き写すことはあっても大きな声で読み上げることはなかなかしないのではないでしょうか。
例えば曜日「Wednesday(ウェンズディ:水曜日)」は書く文字で言うと「ウェデネズダイ」となってしまいます。
初めは「水曜日」にたどり着くには「日月火水、、」と順になぞって考えます。数字を覚えるように「Sunday, Monday, Tuesday, Wednesday, Thursday, Friday, Saturday」と全部まとめて頭から声に出します。声に出すことでリズムやイントネーションが印象づきます。
これを繰り返すことで、徐々に「Wednesday」は「3番目の営業日:水曜日」と概念として紐づいていきます。
つまり、単語と発音と概念を直結させながら言語を身につけることが出来ます。
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日本人は発言できない!?集団主義と個人主義の文化特性
自分の意見を話すの、勇気いりますよね。
他の人と意見が食い違ったらやだな、否定されたらどうしよう、間違っていたら恥ずかしい。そう思うことも多いかもしれません。
これは、日本の文化特性の1つである「集団主義」の概念に影響します。みんなと同じが安心する、何か違うと仲間外れにされる。。。合意を得ることが正になりがちです。(※)
これに対し、英語圏の文化は「個人主義」傾向が強い国い傾向があります。つまり「私はこう思う」を伝える意思が働き「発言する」姿勢をとります。意見がないなら参加の意味がないのでは!?という解釈に繋がることさえあります。
国や地域にはそれぞれ文化があります。「集団の中の自分」から、それぞれの「私は」を相互理解する概念を育てることで、集団の中で発言する意味が変わってきます。
(※)英語を話す主要4カ国と日本との文化特性の違いについては「使える英語力とは?カルチャーショックとカルチャーマップ」で細かく解説しています。ぜひ見てみてください。
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英語は真似することができない!?発音とイントネーション
英語を「真似る」こと、していますか?
言語の基本は「話すと聴く」です。読むことは話すことであり、話すことはそのまま聴くことです。
つまり、文字を追っていても英語はできるようになりません。
並んだアルファベット文字列がどう発音され何がポイントか、要点を掴んで内容を理解します。
例えば次の文、どう捉えますか?
Do you want to be ahead of the game when learning a language? If you want to know what the next big thing is, and the languages which are most spoken around the world, read on to discover your potential next language.
(※)source: The 20 most widely-spoken languages:
これを、大きな声で読み上げてみましょう。どこにアクセントがあり、どこがポイントでしょうか。
そして、聴きながら同じように発音できるよう繰返してみましょう。
音の高低やリズム、音が切れる箇所や強調されている単語を捉えながら発声します。赤字はアクセント(強く発音される箇所)、下線はキーワードです。
この場合「learning language(英語学習)」を「game(ゲーム)」と捉え「most spoken(最もよく話されている言語)」に目を向けることが「potential next language(次に役立つ可能性)」を見出すきっかけになると解説しています。
英語は言語です。英語自体は目的ではなく、英語で話される内容が会話や文章の焦点です。
英語の発音を真似る理由は、聞き取るときに強調される単語を理解するためです。強調したい箇所をどう発声すると効果的なのかを体感で理解することで、あなたが話すときにも何を伝えたいのかを意識して強調することができるようになります。
強調ポイントに感情を乗せて話すことができることで、内容の伝達度は格段に高まります。
つまり、英語という言語の特徴やリズム、間やイントネーションを体感しながら学習を進めることで、英語を英語のまま捉えることができるようになります。
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英語を話したいけど場所がない!?話しかける興味と勇気
だって英語話す環境がないし、、、、言い訳しやすいですよね。
英語は言語です。英語で話せるようになりたいといっても、問題は話す内容や興味の共有です。
英語を話す人がいそうなお店やカフェに行ってみる。スポーツバーに行ってみる。
英語を話すことは、文化に寄り添うことです。英語を話す人々に触れる機会は、英語を話す人々の文化への関心に直結します。
日本に観光や英語教師などの仕事で滞在している英語話者、彼らは日本や日本人と話すことに興味を持っている人々です。
あなたの「私は」と彼らの「私は」を意見交換する手段として英語という言語を活用するというだけの話です。
英語を話す人々に興味を持ち、その思考や考え方に関心をいただくことにより、英会話の内容は格段に密度濃いものにできます。
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まとめ:日本人は英語ができないと決めつけてしまう心理とは
これまで、日本人が陥りがちな「英語ができない理由」と思い込みがちな心理を解説してきました。
・「文法がわからない」と苦手意識を持ってしまう
・「単語力がない」と英語を遠ざけてしまう
・日本語が世界のマイノリティ言語だという自覚がなく、日本語でどうにかなると思いたい
・日常生活で英語が必要ないことを理由に機会を潰している
・英語と日本語のルート語族が違うと言い訳している
・言語を文字で習得しようとしている。発声なしに言葉は上達しない
・日本の文化特性である「集団主義」により、コミュニケーションの機会を狭めている
・「真似する」ことへの恥じらいから英語の音やリズムを遠ざけてしまう
・「話す場所がない」と言い訳している
・「日本人は英語ができない」と決めつけて「できなくて仕方ない」と思い込んでしまう
確かに、日本語話者の人口数は多いといえます。しかし、話者数は世界とのコミュニケーション可能性とは別軸です。
日本語は日本国外では通用しないことを認め「英語は世界とつながる共通言語」であることを強く意識することで、英語への学習意欲は格段に変わります。
ぜひあなたへの英語を話す人々や国への憧れや共感を言葉にしてみましょう。あなたの英語コミュニケーションの原点に出会うことが出来ます。ぜひ今日から始めてみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。