日本は異文化を受け入れられる!?共存する英語圏6国と民族

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英語って異文化交流なの!?思いますよね。

英語はネイティブが約3割と非ネイティブ率が非常に高い言語です。

そして、英語を流暢に話す人々はヨーロッパ、アジア、アフリカ広範囲に分布しています。

国数にすると世界約200カ国のうち80カ国(約4割)、第二外国語として習得する人口は言語の中でもダントツでです。

つまり、歴史的に植民地や帝国主義などのも影響しつつ、幅広いアクセントの特徴と共に多くの国の文化を取り込んでいます。

この記事では、英語ネイティブの国に共存している民族性の特徴やその音楽を紹介します。

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民族の髪型や衣装の特徴が迫力のネイティブ・アメリカン

日本人にとって「英語といえばアメリカ」そんなイメージありますよね。

さまざまな人種や民族が集うアメリカ合衆国、先住民に関しても何かと呼称は差別表現にあたるとしてセンシティブです。(※)

先住民についても、インディアンやインディオなどの言葉を避けインディヘナと呼んだり、ネイティブ・アメリカンと表現を改めたりしています。

た、個を尊重するアメリカの特性の表れように、総称ではなく各部族名をそのまま使うべきとの声も挙がっています。

そして、その特性は褒めることを示す英語表現の特徴としても表れています。

称賛を示す英単語:amazing, excellent, awesome, incredible, brilliant, perfect, super

どれも日本語ではまるっと「すごいですね!」になってしまう称賛の表現です。

しかし、侮蔑的響きや侮辱的な表現に敏感なアメリカ、褒める表現が頻繁に飛び交い、そのバラエティは非常に豊富です。

また、各国の先住民族、何かと「霊力」や「精霊」など神聖なものを崇拝しています。

アメリカの先住民族においては、毛髪を霊力の源と捉え髪型で部族への帰属を示したり、農耕や狩猟など万物全てに精霊が宿ると考え、崇拝し霊力を得るとする祈祷儀式があったりします。

崇拝や個への尊重意識が高いアメリカの英語、特に意識して褒める表現のバラエティを豊かにすることで、互いいレスペクトし合った心地よいコミュニケーションが可能となります。

(※)参考: ポリティカルコレクトネス(PC)とは

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民族の点描画や楽器が印象的なオーストラリアのアボリジニ

南半球の大陸ごと国のオーストラリア、時差がほぼなく語学留学先にも魅力的な国の1つです。

ヨーロッパ人によって発見されるずっと前から暮らしていたアボリジニ、音楽や絵画などの伝承芸術は特徴的です。

中でも写真にある長い筒のようなディジュリドゥという民族楽器は代表的で、その空気を伝うヴォンヴォンいう深い響きは大地の唸りのようにも聞こえます。

人権問題などの課題はありながらもアボリジナルピープルを尊重し共存する姿勢は英語表現にも表れています。個を尊重しつつも気さくで明るく、仲間感が心地よく伝わってきます。

気さくで明るいオーストラリアの英語表現:

・仲間感「mate」:Good day mate!, Thanks mate!

・親しみが込もる呼称:vegitable -> beggies, breakfast -> brekkie, Australian -> Ausie

また、楽器やタペストリー、小物食器などに用いられる点描画も印象的です。カンガルーやヤモリなどの生物や黒い影のような人々の姿は、灼熱の砂漠と共存する強さに溢れています。

そして世界的な観光地でもあるアボリジニの聖地ウルル(エアーズロック)。自然を崇拝するアボリジニにとって精霊が宿る聖地であり、光と共に景観が刻一刻と変化する赤土砂漠に聳え立つ姿は幻想的です。

このように個を尊重しつつも仲間意識が高いオーストラリア、ソフトハグは日常的です。英語表現においても前向きさを意識することで、より建設的なコミュニケーションが可能です。

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彫刻や編物など民族模様が個性的なニュージーランドのマオリ

おぉニュージーランド!そう思うかもしれません。

日本と国土面積がほぼ同じで水資源にも豊富なニュージーランド。隣国オーストラリアの砂漠の大地とは対照的にその気候や季節感は日本とかなり近いです。

そして、先住民マオリの文化はアイデンティティとして生活に根付いています。

幾何学と唐草模様を組み合わせたようなマオリ模様は愛らしく、小物などの土産品のデザインにも多いです。空港でマオリ彫刻が出迎えてくれるそのほっこり空間は一際です。

そして、ニュージーランドといえばなんといってもダントツのアドベンチャー王国、マオリの世界観である「人間は自然の一部」を体感するスポットに溢れています。バンジージャンプ、スカイダイビング、ラフティング、そしてヘリで降り立つ氷河ウォーク。水や空気、そして空までもと一体化するその感覚は、体感が直結する実感です。

また、クライストチャーチ、オークランド、ウェリントン。ヨーロッパを連想させるゴシック調の美しい街並みは美しく、英語の発音もイギリス英語に共通する綴りや単語は多いです。

そんなニュージーランドの英語、発音の特徴はノリノリで耳にしているとウキウキしてきます。

耳にしているとウキウキしてくるニュージーランド英語:

・マウリや自然に因んだ表現:Kiwi(国鳥に因みニュージーランド人を示す), eh?(だよね?負荷疑問文的な表現), Kia Ora (Hi!挨拶表現)

・早口:chook(チキン), Chilly bin (チルド的表現、クーラーボックス)

単語を短縮したりリズミカルに発音するニュージランドの英語、初めはとても聞き取りづらく感じるかもしれません。

とはいえ、その連打するような流暢でリズミカルなトークはロック音楽のような心地よさです。

また、マオリ語はニュージーランドの公用語でもあり、先祖への誇りと共に積極的に学校教育などの日常にも取り込まれています。

自然と一体化するリズミカルな英語のテンションを意識することで、まさに背伸びしない会話のキャッチボールとしてのコミュニケーションを楽しむことができるようになります。

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家紋的シンボルの彫刻アートが個性的なカナダのインディアン

アメリカとカナダ、その区別は難しいですよね。

アメリカもカナダも通貨はドルですし大陸を東西横断するカナダとアメリカの国境ポイントは高速道路のゲートや駐車場の受付ゲート並みに散在します。

先住民的な特徴としては、北西の太平洋海岸沿いにはトーテムポールという柱状の木造彫刻が印象的です。

トーテムポールには野生動物や植物などが彫刻され、宗教や自然崇拝を連想しがちです。しかし実際は、神話や家系の紋章的なアート伝承の意味合いが強く宗教に纏わるものではありません。

つまり、芸術的感性の強いカナダ、一方では歴史的に社会問題にもなっている先住民族との関係性への振り返りから、多文化への理解や環境づくりへの意識が高いです。

その傾向は英語の特徴にも表れており、アメリカ英語とイギリス英語の混在、そしてもう一つの公用語であるフランス語の影響も合まって、はっきりと明確でありながらも流れるような発音が特徴的です。

アメリカと同化されがちなカナダ、世界的に有名なナイアガラの滝もカナダ側とアメリカ側、徒歩で地下鉄の自動改札を通るような感覚で国境を徒歩で行き来できます。

一方で、その個性という面では差別化への意識が高く、相手がわかるように伝えるというホスピタリティ精神が強いです。

つまり、英語ネイティブの国と最も隣接するカナダ、同化と主張の混在する魅力にあふれた個性にあふれています。

相手を尊重しつつも自己主張は明確に示す、その独立感覚が相手を思いやるコミュニケーションに繋がります。

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幾何学模様や音楽が印象的なヨーロッパ西部の先住文化ケルト

シャムロック、シンボルカラーの緑、アイリッシュパブ、、、ケルトやアイルランドに関連するデザインは割と身近です。

イングランドやアイルランドの先住民族であるケルトのイベント、3月半ばのセントパトリックデイには日本のあちこちで緑とオレンジの音楽パレードが闊歩します。街は、陽気な音楽と平和やバランスを連想させる緑色やシャムロックで溢れます。

南北で国や通貨が異なるなど歴史的な複雑さを抱えながらも、美術や音楽などに抜きん出たアイルランドの文化は果敢に美しく逞しいです。

その「自分が」の意思表示の強さは英語表現にも表れます。

意思表示に現れる英語の特徴:I can, I do, I will, My turn,

アイリッシュパブではよく「my turn!」という表現が飛び交います。

これは、アイリッシュパブの特徴としてキャッシュオンデリバリー(注文時に支払いを済ませる)習慣があり、グループ分まとめて買ってくるよ。という意味になります。つまり、時間が経つにつれて順繰り奢り合って一周するという仕組みです。

現地のパブでは頻繁にローカルのアイリッシュミュージックセッションが行われ、ギターやバイオリンなどでリズミカルな生演奏でひと時を楽しむことができます。

日本のアイリッシュパブにもスポーツバー的な要素はあり、サッカーやラグビーなどスポーツ観戦しつつ、人々が集い気さくに応援にエキサイトを共有することも珍しくありません。

このように、気さくで意思表示を明確に示すことで、自立的なコミュニケーションが可能になります。

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独特の音楽も!民族柄や衣装も個性的な日本の先住民族アイヌ

アイヌ民族、北海道の先住民だと思ってますか?

アイヌは、東北以北、千島や樺太、そしてロシアにまで交友民として広く生活していました。その歴史的背景は、自然への信仰や輪廻転成の思想なども含めて西欧に広い範囲で生活しいたケルトと共通するものがあります。

そして、アイヌシキリというアイヌ紋様、その美しい刺繍柄には、植物や人間関係などを抽象的に象っており、針に祈りを込めるという呪力の意味もあったようです(※)。刺繍の針に祈りを込める文化という意味だと、日本の歴史の中の「千人針」を連想させます。

そして、深い藍と紅白の眩しいまでのコントラストは、ニュージーランドのマオリ模様に通ずるものがあり、そのペイズリーのような渦巻きやシンメトリックの柄には妖艶な魂が宿ります。

歴史的に見て、アイヌの精神は日本文化に深く根付いていているように思われます。

とはいえ、その文化性はケルトと酷似する同化政策などの影響により随分失われています。

アイヌと日本の関係に酷似する英語圏の文化性:

・民族の居住特性や自然への信仰などの思想 → ケルト

・文様の色使いや自然と一体化する精神 → マオリ

・木材を使った楽器で独特の民族音楽を奏でる文化性 → アボリジニ

・針刺繍に想いを込める → 北米先住民のドリームキャッチャー(動物の羽や皮で魔除けを込める)

このように、日本のアイヌ文化、英語圏各国の先住民文化と共通する部分はあります。

日本は島国で独自文化色個性の強い国です。

とはいえ、掘り起こしてみると英語圏との共通限も見つけることは可能です。

日本の英語話者率は15%と低いです。しかし、ルーツの違いやその実用性の低さが足枷になりながらも、英語圏の精神を取り込んで前向きに英会話にトライすることで、スピリチュアルに繋がる共存意識の理解を実感することができます。

(※)参考:アイヌシリキ【ainu-siriki】アイヌ文様 > 道具や着物に入れる美しい文様

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まとめ:日本に英語という異文化をスムーズに取り込むには

これまで、英語圏各国の先住民族やその文化性と現代の関連を解説してきました。

・アメリカ:差別表現に敏感で子を尊重する「褒め言葉」のバラエティが豊か

・オーストラリア;個を尊重しつつも仲間感を前面に表現、気さくで明るい

・ニュージーランド:地形や気候が日本と酷似。英語の発音はリズミカルでノリノリ

・カナダ:同化と主張の混在する個性にあふれ、明確でありつつも流れる英語が特徴的

・イギリス・アイルランド:音楽や美術などまでも果敢で美しく意思表示を明確に示す

褒める・気さくで明るい・リズミカル・クリア・明確な意思表示、一口に英語といってもその特徴は様々です。英語らしさを捉えることで、英語に向き合う意識が変わってきます。

日本は、アイヌの誇りを尊重し定期的に「アイヌ政策」の基本方針を見直しています。民族共生象徴空間と称する博物館が建設され、アイヌの美しい文化性や個性的な音楽を全国的に鑑賞する機会も増えてきました。

流暢な英語への憧れと日本語を母国語とする英語の発音やリズムへの馴染みへの葛藤、あると思います。。

とはいえ、伝承芸術や先住民族を理解し共存する姿勢は、互いにを思いやり尊重するコミュニケーションに表れます。

日本人の英語にも文化性に紐づく表現や発音の特徴があって良いと思いませんか?

あなたが大切にする日本らしさを踏まえた英語の表現、今日から意識してみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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