英語の発音、通じてるかな、、不安ですよね。
日本語と英語は、その語源が異なることから文法も文字もほぼ全く類似しません。
とはいえ、外来語として名前自体は身近な英単語は多いですし、ほぼカタカナで表現できる発音もあります。
発音のレッスンにはコツがあります。
音が特に目立つ箇所にポイントを絞って意識することで、それっぽく聞こえるように発音することは可能です。
この記事では、それっぽい発音にチャレンジしたい人のために効果的な7つのコツを解説します。
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もくじ / Table Of Contents
英語を発音は恥ずかしい!?伝わりやすい単語を使おう
日本人の発音、できなくて恥ずかしい、、、、と、失敗を恐れる日本人が気にすることは多いです。
発音がわからないときは、潔く「これどう発音するの?」と尋ねてみましょう。
尋ねるときには、できるだけ日本語の発音に近い単語を使うよう意識すと、より誤解なく伝えることができます。
あなたは今、どんな例文を思い浮かべましたか?
わからない単語の読み方を尋ねる:
1)How do you say ….?
2)How do you pronounce ….?
3)How do you call ….?
4)What do you call ….?
この場合は、「1)How do you say …?」が日本人にとって最も発音しやすく伝わりやすいです。カタカナ読みしても、この文だけ聞くとそれっぽく聞こえます。
日本人にとっての発音のし易さはカタカナ表記で考えてみるとわかりやすいです。1)は「ハウ ドゥー ユー セイ?」ほぼそのままです。
この場合、2)の「pronounce(発音する)」は、単語は正しいですが、日常会話ではほぼ使いません。つまり「へ?なんて言ったの?」と聞き返されてしまい話が堂々巡りになる可能性があります。
そして、3)はcall(呼ぶ)、日本人が悩む「l(エル)」の発音を含みます。加えて、4)は文頭が「what」で「wh」の発音から始まります。実はこの「wh」も日本語にはない発声であり、正しく伝えるにはハードルの高い音です。
このように、同じことを伝えるシンプルな文でも、日本人が発音しやすい単語を並べることで、正しく伝える難易度を下げることができます。
わからないことを尋ねることは悪いことではありません。むしろわからないまま話を続けていると話はどんどん噛み合わなくなります。あなたの理解度を早めに共有しわかるレベルでコミュニケーションをとることが、結果的に最速の意思疎通です。
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英語の発音を馬鹿にされる!?集団主義を脱却しよう
英語をネイティブみたいに発音したい!そう思いますよね。
とはいえ、英語の発音下手だから、、と引け目を感じて躊躇していると、英語を声にするチャンスはなくなります。
一方で、帰国子女の場合など英語の発音の「良さ」が馬鹿にされる、、、、と逆の悩みを抱えてしまうこともあるようです。
今英語の発音を意識しているあなたは、なりたい理想の姿がを思い描いているはずです。
今の集団でどう思われるかではなく、どんな集団で違和感なく過ごしたいかを意識することで、英語の発音をよくすることへの前向き度は格段に向上します。
日本は、文化性で言うと「集団主義意識」の高い国です。(※)
集団社会の中でどのように振る舞うかが重視されることから「周りと違う」ことが疎外感に繋がってしまう傾向があります。
しかし、英語ネイティブの国(アメリカ・イギリス・オーストラリア・カナダ)はいずれも、個人意識が高い国です。
「私は」という視点を大切にしていて、それぞれの「私は」があることを「普通」と考えます。
「英語の発音をよくしたい!」という想いは「今と違うレベルで英語を使いこなしたい!」という願望です。
よりそれっぽく話せるようになると、英語で話す人の層が変わります。
英会話のレベルが上がるとクラスが変わるのと同じです。
つまり、あなたがどんな状況で心地よく英語を話したいかの期待値に向かって目指すことが、発音を上達させることにつながります。
(※)日本と英語圏の国との文化性による姿勢の違いについては「使える英語力とは?カルチャーショックとカルチャーマップ」で詳しく解説しています。ぜひ参考にしてみてください。
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効果的な英語発音レッスンとは!?真似は究極の勉強法
英語の発音のルール、気になりますよね。
ざっくりいって、学習の入り口は「真似」です。
何事も、意志を持って臨むとき、まずは基本を真似て体感します。そして、コツを掴んで「習得」に繋げます。
絵を描いたり音楽を奏でたり、鋭い感性により真似る感覚なく「やってみるとできる」こともあるかもしれません。
これは、スポーツや新しい楽器を始める時をイメージすると掴みやすいです。
スポーツは、間違えると怪我に直結します。死に至ることもあります。
まずはバランス感覚や風を掴む感覚を教えてもらい「真似」て、そして自分の身体にとって快適な姿勢を身につけます。
「真似」は恥ずかしいことではありません。今までの感覚にない概念は、素直に真似て同じようにできるまで繰り返します。
コツを掴んだ後に、継続するためのアプローチが「練習」であり「トレーニング」です。
このように、真似ることは学習の基本です。
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英語の発音はなぜ難しい!?それっぽさへの舌の位置と口の形
英語の発音っていくつあるの?思いますよね。
日本語の音は50音、母音は5つと明白です。
しかし、英語の発音には諸説あり、母音も子音もそれぞれ20以上、数え方によりその数は異なります。
ポイントになる英語の発音のコツを掴むことで、あなたの英語の発音を格段にそれっぽく伝えることはできます。
とはいえ、発音を覚えたからといって英語が話せるわけではありません。
英語の発音は、隣の音とつながって音が変わるため、単語を知っていても文の中にあると認識できないことがあります。
例えば「カバン持った?」の確認、あなたならどう表現しますか?
「カバン持った?」と確認する表現の例:
1)Have you got your bag?:
2)Where is your bag?:
どちらでも、意味は通じます。
しかし「それっぽく」聞こえるには、音の変化がほとんどない「1)ハブユーゴットユアバッグ?」をおすすめします。
なぜなら「2)のWhere is your bag?」は「where(ホエア)」+「is(イズ)」が繋がって「whear-is(ウェアリズ)」となる音のつながりをうまく伝えられなければ「それっぽく」聞こえないからです。
以降で「それっぽく」聞こえるための4つの英語特有の発音とそのポイントを紹介します。
舌の位置が絶対値!それっぽく伝える必須発音「th[θ]」
かなり頻出度の高い「th」発音できますか?
「th」の発音が欠かせないのは、その頻度があまりにも高いからです。
まず冠詞の「the」、それから指示語「this, that」、そして家族「mother, father, brother」どこにでも出てきます。
さらに、日本語にはない音であり日本語の文字で表現できません。一般的には「サ/ザ」ですが、音は絶対的に異なります。
これは、舌の位置を考えてみるとわかりやすいです。「サ」も「ザ」も舌は歯の裏にあります。
しかし「th」は上の歯と下の歯の間に下を挟みます。日本語には絶対的にない音です。
決定的に真似てコツを掴むしかありません。
とはいえ、この発音は比較的真似やすいです。物理的に「舌の位置」を意識することで容易に同じ音を再現できます。
あとは「サ」も「ザ」の違いと同様、濁るかどうかです。「think (θíŋk)」は濁らず「this(ðís)」は濁ります。
「th(θ/ð)」の発音を意識する英単語の例:
・濁らない th [θ]:Thursday, birthday, think, mathematics, thank, thief, third, something, health, anything(※)
(※)単語音声:1つ目がアメリカ英語、2つ目はイギリス英語です。
・濁る th [ð]:mother, father, brother, this, that, the, there, these, they, other, with, whether(※)
(※)単語音声:1つ目がアメリカ英語、2つ目はイギリス英語です。
この、わかりやすくも特殊な「th」の発音を抑えることで、英語のそれっぽさは格段に変わります。
舌と唇を意識!それっぽく伝えるポイント発音「l」
そして、何かと紛らわしい「l(エル)」あなたはどう発音していますか?
日本人にとって難関の代表とも言える「l(エル)」と「r(アール)」。
紛らわしさの根源は、日本語ではどちらも「ラ」であることに起因します。
とはいえ、日本人が英語を話す際には、単語の頭と末尾にある「l(エル)」の発音を意識することにより、英語のそれっぽさは格段に改善できます。
「l(エル)」の発音の練習は、無理しない程度に開いた「あ」の口の形、舌は上の歯の裏側にビタっとあててます。
そして、「ウーッルッ」っと、「ウー」の間に舌の位置を確認して音を出します。
そして、単語の冒頭とほぼ末尾に「l」が出てきたときに意識します。赤字は発音を意識する箇所です。
「l(エル)」の発音を意識する英単語の例:
・冒頭(l-):luck, labor, local, location, language, latest, little, latter, left, legal, light(※)
(※)単語音声:1つ目がアメリカ英語、2つ目はイギリス英語です。
・末尾(-ly, -lly):especially, constantly, significantly, continuously, strongly, normally, unfortunately, deeply(※)
(※)単語音声:1つ目がアメリカ英語、2つ目はイギリス英語です。
つまり、末尾の「l(エル)」は、副詞に注意です。副詞は、単語の末尾の「l」は「y」を伴って「リィ」になることが多いです。
その他、単語の中に「r」と「l」の双方出てくる長めの単語もありますが、音の違いが解釈の意味を左右することは少ないです。
「r」と「l」の双方出てくる長めの単語の例:
・globalization(グローバル化), centralization(集権化), brilliant(素晴らしい!), parallel(並行して), relationship(繋がり), already(すでに)
その他、単語中にある「l」と「r」の違いにより意味がものすごく変わってしまう紛らわしい単語があります。
LとRの紛らわしい例:
・クラブ:「club」は部活などの所属団体、「crab」は蟹
・グラス:「glass」はガラス(glasses(複数形)で眼鏡)、「grass」は芝生
しかし、これらの単語は状況的に前後の文脈でありえなさを判断できることが多いです。
このように「l(エル)」の発音意識ポイントを抑えることで、英単語としてのそれっぽさを確実に向上させることができます。
唇を横に引く!普通なのになぜか忘れがちな発音「i(イ)」
英語の発音、音を籠らせるとそれっぽくなると、思っていませんか?
確かに、日本で習う英語は、傾向で言うとアメリカ英語寄りで「r」の巻き舌の印象が強いです。
しかし、英語全体として喉に籠らせる音はそんなに多くありません。
むしろ「r」を前後に含まない母音(a/i/u/e/o)は口の形を日本語よりも意識してしっかり母音の形にすることで、英語の発音はよりそれっぽくなることが多いです。
中でも特に「イ」の発音を意識することで、クリアでそれっぽい英語発音の印象は各段に改善できます。
これは、実際に「イ」の発音は「i(アイ)」に限らず頻出することに起因します。「e」や「y」も発音は「i」のことがあります。
英語として意識すべき「イ」の発音:
・短い「i(アイ)」:pink, special, pick, piano, think, thick, link, point, Italy, sit, important(※)
(※)単語音声:1つ目がアメリカ英語、2つ目はイギリス英語です。
・伸ばしめの「e(イー)」:Egypt, ear, equal, eat, hear, here, green, peak, speed, each, easy, even(※)
(※)単語音声:1つ目がアメリカ英語、2つ目はイギリス英語です。
・単語末尾の「y(ワイ)」:year, happy, lucky, physical, yield, psychology, activity, beauty, country, daily(※)
(※)単語音声:1つ目がアメリカ英語、2つ目はイギリス英語です。
このように「i(イ)」の音は、むしろ日本語の「イ」をもっとはっきり発音することで、より英語っぽく聞こえます。
何かと必須の疑問詞!口を窄めて中に空気を溜める「wh[hw]」
ほぼ会話の冒頭にくる「wh」発音できますか?
「wh」の発音が重要なのは、文頭に来ることが多く目立つ音だからです。そして「th」同様日本語にはない音であり、日本語の文字で表現できません。一般的には「ウ/ワ」ですが、音は絶対的に異なります。
口をしっかり窄めて口の中に空気を籠らせたあと、口を開いて開放します。
「wh」の発音は、外見的には唇の形が全てで顕著な違いがわかりづらく、難易度は高いです。
これは、犬が唸るように口を窄める「ゥゥゥゥ(wh)」をイメージするとわかりやすいです。
「wh」を含む単語の例:
・疑問詞・接続詞:what, where, when, who, whether, while(※)
(※)単語音声:1つ目がアメリカ英語、2つ目はイギリス英語です。
・その他:white, whale, wheel, wheat
このように疑問詞や接続詞の多くに「wh」が含まれます。一方、その他の単語はそんなに頻出度は高くありません。
つまり、疑問詞や接続詞の「wh」の音を意識することにより、それっぽい英語の発音を印象付けることができます。
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決め手はイントネーション!リズムが英語のそれっぽさを制す
英語のイントネーション、難しいと思ってますか?
イントネーションとは「抑揚」つまり、音の高低であり感情表現です。
さらに、英語の会話では強調したい単語の抑揚を高くすることで、あなたが確認したいポイントを意思表示できます。
例えば、次の文を考えてみます。
抑揚によりポイントフォーカスが異なる会話の例:
1)Mike, how did you get here in this heavy rain?
2)Oh, I took a bus today, because the bus stop is just in front.
3)Good to hear that. Then, how did you get here, Jerry?
4)No worries, I drove my car as usual.
5)I see. Anyway, I’m happy to have both of you here with safe. Take it easy and help yourself!
この場合、1)と3)には同じ文「how did you get here」があります。
しかし、この2文のイントネーションは異なります。赤字は強調したい単語です。
1)Mike, how did you get here in this heavy rain?
3)Then, How did you get here, Jerry?
この場合、1)は「heavy rain(ひどい雨)」の中どうやって来たか「how」を強調します。
一方、3)では「Jerry(別の人)」に対して「じゃ、あなたは?」と「you」がフォーカスです。あえて同じ文を繰り返しましたが「how about you?」に置き換えて全く違和感ない表現です。フォーカスしたい「you」が残れば意味が伝わるからです。
このように、同じ文でも、イントネーションは異なる表現が可能です。
あなたが確認したいポイントの抑揚を高く表現することで、伝えたい内容を的確に伝えることができます。
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まとめ:英語の発音をそれっぽく伝えるマインドセットと秘訣
これまで、英語の発音を意識しながら上達させるための効果的なアプローチとコツ解説して来ました。
・英語と日本語には似ている発音もある!!日本人が発音しやすい単語を使って表現しよう
・集団主義は日本の文化!!それっぽい発音で話し合える未来をイメージしよう
・真似は究極の勉強法!!日本語にない概念はとにかく真似から始めよう
・感覚でコツを掴む!!それっぽい発音に欠かせない「th」と「wh」は日本語では表せない音
・発音が目立つ箇所にフォーカス!!日本人の悩みがちな「l」は単語の冒頭や末尾の際に要注意
・むしろ日本語よりはっきりと!!「イ」は頻出の口をしっかり横に開く音であることを意識しよう
・会話のまとめは文全体での強調ポイント!!イントネーションを意識して抑揚や感情を率直に表現しよう
英語の発音にはコツがあります。また、日本人が発音しやすい単語は、ネイティブに伝わりやすい単語でもあります。
初めは真似から、そしてコツを掴んで常に意識しながら発音することで、発音も意思疎通レベルも格段に上達します。
ぜひ今日から意識して始めてみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。