時間がかかる英語!?ビジネスレベルと習得期間の5原則

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英語って、何時間勉強したらできるようになるの!?思いますよね。

言語習得までの時間は、1000時間、3000時間、5000時間、その目安はさまざまです。

基本的に、目指すレベルによってかかる時間は異なります。

そして、かける時間の多さによって、必要な期間が異なります。

この記事では、言語の習得に時間がかかる理由と効果的な学習方法を具体的に解説します。

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英語習得への期間と語彙力の目安とは!?時間がかかる理由

あなたにとって「英語ができる」ってどういう状態ですか?

英語を話すことができること、交渉できること、日本語を話さない人と友達になれること。。。

到達と見なすところはそれぞれです。

以降で、その目安と時間がかかる理由を紹介します。

英語話者から見た言語習得時間の目安:米国FSI指標

あなたは今まで、英語習得に何時間費やしていますか?

言語の習得時間は、米国FSI(Foreign Service Institute)が公開している指標があります(※)。

SFIの定義する言語ができる状態とは「S3R3(SpeakingもReadingも使いこなすことができるレベル)」を示します。

つまり、さらっと文書が読めてある程度ペラペラ話せる状態です。

英語話者が他の言語習得に必要な時間の目安:

・600時間(23ー24週:約半年):フランス語、イタリア語、スペイン語など(英語に近い)

・900時間(36週:約9ヶ月):インドネシア語、マレーシア語など(言語特性や文化性が英語と異なる)

・1100時間(44週:約1年):ギリシャ語、ネパール語など(言語特性や文化性が英語とかなり異なる)

・2200時間(88週:約2年):アラビア語、日本語、中国語など(英語話者にとって習得が困難な言語)

(※)source: Language Difficulty Ranking

日本語は英語話者にとって最も習得が困難な言語の1つに位置しています。

つまり、日本語から英語を習得する時間の目安も2200時間(約2年)ということはできるでしょう。

言語の習得レベルと難しさの5つの理由

あなたが英語を使ってしたいことは何ですか?

より違和感のない言語習得には、文化性や感性などの感覚順応を含むあなたの全てが連結します。

言語習得の難しさの理由:

1)目指す内容により必要な上達レベルは異なる(目標を定めるて到達ターゲットを決めることが先決)

2)目指すレベルが高くなるにつれて必要なスキルは異なる

3)まずは単語やフレーズ表現のハードル(初級レベル)

4)日常会話やビジネスでは、文化特性の理解や受け入れが上達のハードル(中級レベル)

5)ネイティブレベルでは、英語脳・英語耳を含む感性の順応が肝(上級レベル)

とはいえ、目指す内容により必要な上達レベルは異なります。

語学の習得レベルとその意味:

・海外旅行レベル:旅行本片手に、道案内や特定場面で簡単な会話や意思疎通ができる

・日常会話レベル:日常生活で使う表現をその言語で話し、文化性の違いに関心を払うことができる

・ビジネスレベル:文化性の違いを理解し、ビジネス交渉や専門用語での英語のやりとりができる

・ネイティブレベル:発音やイントネーションのリズムを捉え、感性や文化性に違和感なく順応できる

先のSFI基準は、ここでいう「ビジネスレベル」と捉えることができます。

ジェスチャーや写真などを活用しつつ個人旅行できるレベルは、比較的手軽に身につけることが可能です。

一方、目指すレベルが高くなるにつれて必要なスキルにも違いがあります。

言語の習得レベルと必要なスキル:

・海外旅行レベル:買い物、交通機関、食事、宿など特定シーンの表現や単語

・日常会話レベル:身の回り全般の単語やシンプルな文章表現、文化特性の認識と理解

・ビジネスレベル:専門スキル、ビジネス交渉スキル、文化特性の受け入れと配慮

・ネイティブレベル:発音やイントネーションを含む感性への順応、英語脳・英語耳の感覚を通常にできる

とはいえ、日常会話レベルとビジネスのレベル、言語という意味では実はそんなに大きな違いはありません。

言語というより「ビジネスパーソンスキル」の差と気軽に捉えると良いでしょう。

つまり、日常会話レベルのビジネス活用と捉えることで、ビジネスレベルへのハードルは格段に緩和できます。

英語は言語です。あなたの生活習慣を取り巻く全てをまるっと捉えることで、上達意識は格段に改善できます。

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留学の期間と語学上達レベル:時間をかければ期間は狭まる

あなたは語学留学、考えたことはありますか?

語学留学は大抵の場合週単位の選択が可能です。留学になると、その期間目安はさらに顕著です。

留学期間の目安:

・短期留学:12週(3ヶ月)以内

・長期留学・交換留学:6ヶ月〜1年

・長期滞在・駐在:2年〜5年

先に紹介した、英語学習時間の目安「2200時間(88週:約2年)」これを噛み砕いてみましょう。

単純計算すると、2200時間の88週は、1週間に25時間つまり、平日5日毎日5時間の計算です。

この2200時間+予襲復習時間を含めると大体3000時間が中級レベルの基準となるでしょう。

また、初級(海外旅行レベル)は1000時間、ある程度のネイティブレベルは5000時間が目安です。

仮に、比較的手軽に身につけられる海外旅行レベルの英語を第1ターゲットとしましょう。

海外旅行ができるレベルの英語習得に必要な時間と期間の目安(初級:トータル1000時間):

・1日10時間で100日:約3ヶ月

・1日5時間で200日:約6ヶ月

・1日1時間で1000日:約3年

つまり、短期留学の目安である3ヶ月は、ある意味比較的妥当な基本言語を習得できる期間とみなすことができます。

1日にかける時間と習得までの期間は、ざっくり単純に反比例です。

習得できる英語レベルと期間(1日10時間の場合):

・初級レベル(1000時間):100日(約3ヶ月)

・中級レベル(3000時間):300日(約1年)

・上級レベル(5000時間):500日(約1年半)

つまり、1日にかける時間を多く取ることができれば、習得までの期間は狭まります。

とはいえ、1日10時間、かけられますか!?

語学学校や留学などの場合、1日5時間の英語学習はそんなにハードルは高くないように感じられるかもしれません。

しかし、日常生活において、それだけの時間を毎日割くことは事実上可能でしょうか?

実は結構できます。

以降で、時間を費やす秘訣を解説します。

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英語脳切り替え:日本語を考えないことで習得度は加速できる

日常の言語を変える。考えたこと、ありますか?

留学や滞在をすると、基本的に周りの人々環境全てがその言語を取り巻く全てになります。

その環境下では、長時間を別の言語に触れる環境で費やすことは比較的容易です。

そして、それはつまり「日本語を考えない時間を増やす」ことに直結します。

日常生活にどれだけ語学を持ち込むことができるかにより、言語の習得感覚は大きく左右します。

私は英語圏に2年、アラビア語圏に2年滞在した経験があります。語学の上達実感は大体3ヶ月単位、2年の滞在を経た段階では、どちらの言語もほぼほぼ日常生活には支障がない程度のコミュニケーションはできるようになりました。

例えば、出かける時に「あ、携帯!」。。。それを日本語ではなく習得言語で考えます。

英語では「oops, my mobile…where is it?」ですし、エジプトアラビア語では「فين التليفوني(フェーンテレフォーニー)」です。

このように、咄嗟に出る言葉を習得言語で考えることで、言語脳を育て日本語を考える時間を減らすことができます。

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英語力は落ちる!習得した言語力を落とさないために

せっかく覚えた単語やフレーズ、使わないと忘れますよね。。

語学も同じで、一夜漬けでの暗記がすぐ抜けるように、短期で詰め込んだ習得は、一度離れると簡単に忘れます。

語学習得の維持には、アフターケアに深く根付くキーポイントがあります。

言語習得に伴うケアの重要性:

・習得した言語と母国語の「言語脳」の切り替えを可能にすること

・習得した言語を「落とさない」という意識を継続すること

・習得した言語を使う環境を創りだすこと

習得した言語を維持できるかどうかはそのアフターケアで大きく左右します。

留学期間の目安で行くと、3ヶ月、6ヶ月、1年、そして2年。

習得した言語脳を継続的に刺激することで、習得した言語への感覚を維持することができます。

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まとめ:どう創りだす!?英語習得のレベルと必要時間の目安

これまで、言語の習得レベルとその時間や期間の目安について解説してきました。

・言語習得に必要な時間は、初級1000時間、中級3000時間、そして上級5000時間!

・英語話者が日本語流暢レベルの習得に必要な目安は2200時間(日本語から英語の場合もほぼ相当、余裕を見ても約3000時間)

・英語の習得レベルが上がるにつれ、文化性や感性など「言語+α」のスキル習得も必要になる

・1日に費やす時間と習得期間は端的に反比例!

・習得した言語の維持にはアフターケアが必要!いかに落とさないかへの継続的脳刺激が持続を左右する

このように、時間と期間、英語脳と上達度は色濃く連鎖します。

あなただからできる効果的な時間の費やし方、今日から始めてみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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