ビジネス英語自由自在!<起承転結>よく使うフレーズ厳選

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「何気なく口にする決まり文句、英語だとどうなるんだろ」と思うこと、ありますよね。

以下のような形式的な表現、と言い換えても良いでしょう。

・おつかれさまです

・いつも大変お世話になっております

・こうしていただけるとありがたいのですが

・今後ともよろしくお願いいたします

英語にも、ビジネスで使う定型的な表現はあります。そして当然、起承転結的なストーリー展開もあります。

ビジネスで使う単語と日常で使う単語、実はそんなに違いません。

ただし、日本語で友人と会社での言葉遣いが異なるように、ビジネスで使う英語は、日常英語に比べて少しだけフォーマルで丁寧です。

ビジネスで頻繁に使用する表現を抑えることで、コミュニケーションは格段にスムーズになります。

この記事では、ビジネスで頻発する、よく使うフレーズを場面別に紹介します。

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【起】挨拶:おつかれさまです、お世話になっております

ビジネスの決まり文句、「おつかれさまです」や「お世話になっております」。

疲れていない朝一から使いますし、初めて話す相手にも使います。

つまり、挨拶であり、第一声の呼びかけです。

英語では、以下のような表現になります。下線部は、状況により変わる箇所です。

・返事:Thank you for your kind support. / Deeply appreciate your help. (いつもありがとうございます。)

・初めまして:Good to see you. / Happy to see you.(初めまして、お会いできて嬉しいです)

・久しぶりの連絡:I hope you are going well. (お元気のことと思います、順調だと願っています)

・迎え入れる:Welcome on board. / Thank you for joining. (ようこそ、ご参加ありがとうございます)

そして、本題に入ります。トピックの切り出しです。

チームや部署で担当することが多いことから、主語は複数形「We」を使うことをおすすめします。

・問合:Today, I would like to ask you about the error we got yesterday. (昨日のエラーについてお尋ねしたいです)

・質問:Let us ask three questions. (3つ質問があります)

・議題:We have five topics today. (本日は5つの議題があります)

このように、ビジネスで使う英語にも、決まり文句はあります。

挨拶となる定型表現を抑えることで、本題へのスムーズ切り出しが可能となります。

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【承】依頼:ご教授ください、ご確認いただけますと幸いです

何かを依頼するとき、文は長くなりがちですよね。

日本語のフォーマルな言い回しには、「ご」「いただく」など尊敬語や謙譲語を使います。文末に「?」がつかない疑問表現を使うことも多いかもしれません。

・答えて欲しい:ご教授いただけますと幸いです、ご教授いただけますでしょうか

・相手の行動を促す:ご対応いただけますと助かります、ご対応いただけますでしょうか

・確認・承認が欲しい:ご確認いただきたくご連絡いたします、ご確認いただけますでしょうか

英語では、「would」「could」などの仮定的表現が該当します。「please」は、ほぼ使いません

また、英語表現においても、肯定文、疑問文、双方が存在します。

しかし、よりスムーズなコミュニケーションのためには、意識的に使い分けることが効果的です。

以降で、それぞれの使い方について具体的に説明します。

肯定表現:魔法の決まり文句「it would be appreciated」

会話には目的があります。質問なのか依頼なのか。

英語の場合、どのパターンも1つの表現で可能です。下線部は、状況により単語が変わる箇所です。

It would be appreciated to tell me about your opinion.(ご意見お伺いさせてください)

It would be appreciated to invest the root cause.(原因調査をお願いできますでしょうか)

It would be appreciated (that) we could get approval.(承認いただけると助かります)

意見を求める場合、少しカジュアルな表現として、使役動詞「let」を使うことも多いです。

Let us know your ideas.(ご意見お伺いさせてください)

このように、「would」や「let」を含む肯定文により、質問や依頼をスマートに表現することができます。

疑問表現:行動を促す「could you kindly」

冒頭で述べたように、質問や依頼は、疑問文で表現することも可能です。

しかし、ビジネス英語において、疑問表現は限定的に使用することをおすすめします。

なぜなら、疑問文は、相手の即答を待つために話を止めてしまうからです。

どうしても疑問文で表現したい場合は、以下のように「kindly」を含めると良いでしょう。

Could you kindly confirm?(ご確認お願いできますでしょうか)

Could you kindly help me to solve this issue?(課題解決にご協力いただけますでしょうか)

使う場面は、少しカジュアルなミーティングやディスカッション、文面であれば最後に1文にとどめましょう。

併用:疑問表現と肯定表現を双方活用する表現

とはいえ、「複数まとめて聞きたいことあるんだけど!」という状況、あると思います。

会話では、Q&Aセッションのように、即答により話が進行することが可能です。

しかし、文面では、上で紹介した丁寧表現を繰り返すと文がくどくなってしまいます。

そんなときは、箇条書きに複数の疑問を並べ、上でみてきた丁寧な表現でまとめます。

具体例で見てみましょう。

まず、複数の疑問があることを頭出しします。

We need some more info to arrange your request;(ご依頼について詳細を教えてください)

次に、疑問点を箇条書きします。

・Is this your first time?(今回が初めてですか)

・How often do you need?(今後どのくらいの頻度でご使用されますか)

・Have you already introduced your clients?(ユーザへのお話はすでに進められていますか)

・if yes, which company did you talk to?(もしされている場合、どの会社にご紹介されましたか)

・By when do you need an invoice?(請求書はいつまでに必要ですか)

そして、まとめます。

It would be appreciated to answer these questions within this week.(今週中にお返事いただけると助かります。)

このように、率直な疑問文と、丁寧な肯定表現や疑問表現を併用することにより、多数の依頼を端的伝えることができます。

まとめ:依頼を伝える疑問表現と肯定表現

これまでみてきたように、ビジネス英語の丁寧表現にも決まり文句やコツがあります。

日本語と同じように、丁寧な表現では単語数が増え文は冗長的になりがちです。

ビジネス英語における肯定表現の依頼は、質問や依頼をスマートに表現するのに効果的です。

また、疑問点が多数ある場合は、率直な疑問文と丁寧な肯定表現を併用することで、端的な伝達が可能です。

肯定表現、疑問表現の双方を効果的に活用することで、コミュニケーションは格段にスムーズになります。

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【転】催促:本件、状況いかがでしょうか

ビジネス表現でなかなか伝え辛い、催促。

ここは、シンプルな疑問文で伝えましょう。対面、文面は問いません。

Do you have any update on this?(なにか進展ありますか?)

また、期限がある場合には、期限が過ぎるとどうなるかを併せて伝えます。

・You should fill in the form by 17th Thursday, otherwise, we can’t arrange your appointment for next week.(17日木曜日までにご対応いただけない場合、次週のお約束は調整できかねます。)

・Expiring date is on this Friday. After that, you can’t use our services.(今週の金曜日に期限切れとなり、以降サービスはご使用いただけなくなります)

催促は、「更新ありますか?」と前向きな表現を使うことで、効果的に意向を伝えることが可能です。

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【結】締め:今後ともよろしくお願いいたします

そして、締めの挨拶。今度は、英語表現の決まり文句にバラエティがあります。

それは、英語では、同じ表現や単語を繰り返し使うことを好まない傾向があるためです。

今までみてきた「起・承・転」は、要件により異なることが多いですが、締めの挨拶は毎回同じになりがちです。

ビジネス英語における、さまざまな「今後ともよろしくお願いいたします」を効果的に活用しましょう。

では早速、具体例を紹介します。

・会話や会議:Thank you for your time.(お時間いただきありがとうございました)

・アナウンス、メルマガ:We will keep you announcing our update.(継続的に更新情報をお伝えします)

・お礼を言う:Deeply appreciate your help as always.(いつもありがとうございます)

・問合せを促す:Feel free to contact us if you have any questions.(ご不明点ございましたらお気軽にお問い合わせください)

そして、以下の締め括りの表現でクローズします。日本語では「ではまた」「失礼いたします」に該当します。

・口語・文語:Thanks a lot / Thank you! / Thank you so much.(ありがとう)

・文語のみ:Best regards / Best wishes / All best / Sincerely(謹んで)

このように、日本語では敢えて言葉にしないような締めの表現も、英語では多く使います。

締めの表現にバリエーションを持つことで、リズミカルなコミュニケーションが可能です。

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まとめ:ビジネスシーンで使える起承転結の定型フレーズ

今回は、ビジネスシーンでよく使う「決まり文句」の英語表現を解説してきました。

・起:「おつかれさまです」「お世話になっております」は、第一声の挨拶と捉えよう

・承:疑問系になりがちな依頼は、できるだけ丁寧な肯定表現で伝えよう

・転:催促は率直かつ前向きに「更新ありますか?」と尋ねよう

・結:英語表現の決まり文句を積極的に活用しよう

今回紹介したフレーズはどれも、ほぼ毎日、毎回、誰とでも活用できるビジネス英語です。

ぜひ、今日から使ってみてください。

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最後までお読みいただき、ありがとうございました。

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