外国語の授業理解できない日本人が英語を苦手な理由１２ヶ条

あなたはこれまで何年英語を勉強していますか？

早ければ小学生や就学前から英語教室や英語の授業は始まります。

例え中学生が入口だったとしても大学を卒業する頃には堂々「１０年」です。

とはいえ「あなたは英語がどれくらいできますか？」という質問に「日常生活できるくらい」と答えられる日本人は非常に少ないです。

日本人全体の約７割は「英語が苦手」であり、英語話者に至っては人口比約１５％です（※）。

長い年数をかけて学習しているにもかかわらず「苦手」意識が強くなってしまう英語学習には理由があります。

学習への意識を改めることで、英語習得へのモチベーションを格段に改善することができます。

この記事では、日本人が英語を苦手な理由とその克服へのアドバイスを具体的に解説します。

（※）参考：IIBC > 英語学習の実態と意欲に関する調査結果

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英語を日本語にしたい症候群：バイリンガル教育が根付かない

あなたはどのように英語を習ってきましたか？

英語の文字であるアルファベットに始まり、単語・文法・例文、、、、暗記科目のように日本語と対に学習してきたのではないでしょうか。

日本語について考えてみましょう。あなたは日本語の文法、どれだけ解説できますか？

おそらく「あまり考えたことない」が大多数です。私もそうです。とはいえ日本語話せますよね。

英語は教科ではなく言語です。その音（聴覚）に馴染み、単語を感覚的（視覚）え捉えて徐々に文に進展します。どちらかというと文法は、必要ならば文から遡って考える意識です。

言語は「言語脳」を刺激することでしっくり浸透します。英文を綺麗な日本に訳すことに特段意味はなく、その内容を解釈できることが重要です。

この文章、音声からどの単語を聞き取ることができましたか？

冒頭の「why」に続く「trouble」、そして目的を指す「learning English」、このあたりの単語から解釈します。文型で言うとSVO形式の疑問文ですが、必要ならば後付けで振り返る程度で支障ありません。

この文章は多くの要素が凝縮された端的な文であり、聞き飛ばして良い単語はほとんどありません。

しかし、何も日本語に訳さなくても、よく習うように後ろから訳さなくても、意味の解釈は可能です。

理屈でがんじがらめにしても言語は学習できません。

暗記科目ではなく言葉としての解釈を意識することで、内容理解先行で親しむことができるようになります。

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英語の発声練習してますか？伝達意志なしに外国語は話せない

あなたが英語の言葉、発声していますか？

発声練習とは、何もボイストレーニングであったり大声で叫ぶことではありません。

英語は言語です。授業時間や英会話レッスン時間だけ英語を考えても決してできるようにはなりません。

まずは、日本語でいう５０音に該当する英語のアルファベット２６音を発音できるようになりましょう。

そして、あなたの身の回りの単語や思いつくことをシンプルな文で英語表現してみます。

まずは真似から、そしてあなた表現で発音を意識することで、英語へのハードルは格段に緩和されます。

英語文字（アルファベット）の音を理解する入り口には、フォニックスの導入が効果的です。

フォニックスとは文字と音と単語をセットで感覚的に捉える初期英語習得のためのアプローチです。

そして、ある程度単語の英語名に馴染んできたら、あなたの身の回りのもを英語で表現します（※）。

朝起きて歯を磨く「toothbrush」「brushing teeth」、服を着る「T-shirts,  socks, sweater, jacket, suits」、そして出かける「bag, shoes, glasses, key, door, train, ticket, bus」とその気になればいくらでも続きます。

あなたの身の回りのものを英語で発生しながら実感することで、英語は極限まで身近にできます。

（※）参考：Youtubeで「alphabet songs」「abc 歌」など検索すると、フォニックスソングを探すことができます。また「vegitables kids song」など「kids」の単語を取り込むことで、基本的な単語が凝縮した英単語集動画を探すことができます。

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英文は読み上げと思ってますか？ディスカッションが苦手

外国語の授業において、あなた自身の文章を作ったことはありますか？

並べ替え、穴埋め、単語、与えられたものを英語に変換することは授業で経験があると思います。

とはいえ、英語は言語です。あなた自身が話す内容を英語にできなければほぼ意味はありません。

つまり、与えられ文を読み上げても英語力はつきません。

そして英語に限らず、日本人はディベート（意見交換や議論）を避ける傾向が強いです（※）。

この傾向、場合によっては英語圏のコミュニケーションの致命的な誤解に繋がります。

あなたは、ブレスト（ブレインストーミング）という言葉に馴染みはあるでしょうか。

ブレストとは、比較的まっさらの状態でアイデアを出し合う場であり、発言に正解不正解はありません。

つまり、思ったことを言葉にする場であり、逆に言葉にしないことは思うことがないとの判断になります。

日本人は、比較的話を乱さないために発言しないことを選択する傾向が強いですが、さらに話をかけて英語への苦手意識が英語の発言を妨げます。

ディスカッションへの意識を根本的に改めることで、発言へのハードルを確実に改善することができます。

（※）意見交換に関する日本人の特性については「その内容伝えます！？英語異文化コミュニケーション違い６例」で詳しく解説しています。ぜひみてみてください。

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英語の例文暗記してますか？意見に気持ちを乗せられない

使えそうな英語例文、探しますよね。

とはいえ、会話は暗記した例文に沿って進むわけではありません。

ゲームの実況中継などのように、頻繁に活用できる単語や言い回しはあります。

しかし、文毎まるッと暗記しても、そのまま使える場面はそうそうありません。

挨拶や相槌など、ある程度定型的に活用できる表現はあります。

とはいえ、見解を述べるのはあなたの意見です。例文暗記ではカバーできませんし、あなたの気持ちが乗らない表現には熱意（言葉の抑揚）が表れません。

英語は、感情がそのままイントネーションに現れる表現豊かな言語です。

そして、感情の乗らない会話ほど退屈なものはないはずです。

会話を例文の引き出しから探しているようでは、展開を楽しむ余裕がないのは当然です。

例文のパターンを増やすことは、英語を言語以上に難しくしてしまう可能性があります。

例文への執着を改めパーツの組み合わせと捉えることで、英語表現のハードルは格段に下がります。

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その定型文重要ですか？正しい文にこだわりすぎる

あなたは英語、暗記科目と思っていませんか？

英語は単語の組み合わせで比較的どうにかなることがとても多いです。

例えば海外旅行にで「go,  airport」この単語で、困っている人にあうと、おそらく現地の方は「この人’airport’ にどうやっていくのか聞いているんだろうな」と推測してくれます。そして、電車の乗り場や時にはタクシーの運転手に行き先を伝えてくれたりします。

現地でのコミュニケーションは、比較的情熱とカタコトの英語で通じます。

この場合「How can I get to the airport?」と文法的に正しかったとしても

いくら英語の文法がよくできていても、強調箇所が伝えられなければ目的の伝達はできません。

例えば「How did you learn English?」「I studied by myself.」こんな例文、ありますよね。

この例文覚えたとして、どこで使いますか？

例えば会話がとてもよくできたとして「どうやって英語勉強したの？？」と尋ねられたとして「独学です！」となっては、会話が終わってしまいます。

おそらく「I’m still trying. How about you, what is your first language?」などと会話を発展させる受け答えをするでしょう。

あなたがどのように会話を展開させるのか、状況に応じたあなたの実感を口にすることで、あなたが使う表現を貯めていくことができます。

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英語を英語で学ぶ意識ありますか？ひたすら暗記学習している

英語の勉強、書いて覚えていませんか？

単語帳を作って移動時間などにひたすらクイズ的にパラパラしますよね。

とはいえ、英語は言語です。基本的にあなたが使う単語は言語に関わらず同じです。

日本語と対にせず他のインプットを活用することで、英語を英語で学ぶことは可能です。

つまり、あなたの身の回りのことや考えていることを表す単語を中心に語彙を増やすことで、じっくり考えなくても単語を口にできるようになります。

例えば、キッチンにはキッチンに関する英単語をまとめます。

クローゼットには衣服関連、玄関には外出関連、日常のあらゆる空間は単語の宝庫です。

そして、単語にだいぶ馴染んできたら今度はあなたの行動を英語にしていきます。

「take a shower」「go to toilet」「wash my hands」「what to do?」大体の表現は３語で成立します。

シンプルに端的にトライです。続けていると「この単語なんだろう？」あなたの頻繁に使う単語の英語が気になってきます。説明するって？尋ねるって？探すって？

つまり、疑問が出てきた単語を関連する単語に並べることで、連想付けた語彙の増強が可能です。

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英語が必要ない理由は山ほど！使わないと言い訳している

だって英語普段使わないし。思いますよね

そうなんです。日本の生活で英語が必要になることはほぼありません。

つまり、英語への苦手意識は「必要ない」という言い訳で簡単に正当化できます。

とはいえ「必要ない」が使えるのは日本国内のみです。

海外旅行、国際ビジネス、日本と交わるあらゆる海外はほぼ英語で繋がります。

ビジネスの公用語やネットの最新情報、英語です。

Google Translate大概のことは綺麗に訳してくれます。

しかし、打ち込んで訳して解釈して受け答えする。。。。その時間、無駄じゃないですか？

いちいちタイムギャップがある会話、ストレスじゃないですか？

できたらかっこいいなぁとほのかに憧れながらできない理由を言い訳する、何もしないことは簡単です。

できないことへの言い訳を意識することで、コミュニケーションや情報収集に英語を英語のままやりとりすることへの多大なメリットを再認識することができます。

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実用的な英語って何ですか？低モチベーションの根源

英語で話すとき、英語のことで頭いっぱいですか？

えっとー、この単語、あの表現、どういうんだっけ。この場合は知ってる！悩みますよね。

とはいえ、英会話は穴埋め問題でも並べ替えでもありません。

会話の内容に気持ちが入らない状態では、学習モチベーションよりも苦しい方が先立ってしまいます。

英語は暗記科目ではなく言語です。そして会話は相互伝達です。

大切なことは、どう話すかよりも何を話すかです。

あなたの楽しめる話題をウキウキする場所で始めることで、学習へのモチベーションは激的に改善できます。

日常生活における会話英語は、文章である必要も、綺麗な文法である必要もありません。

ジェスチャーやアイコンタクトを積極的に取り込んで、そして単語で伝えます。

あなたの英語が拙く、相手が上手に話す人であればなおさら、シンプルでわかりやすい文で答えてくれます。

英会話は、あなたが話すと同時に相手の言葉を聞くことが必ず伴います。

耳に馴染んできた表現を取り込むことで、英会話タイミングや受け答えのリズム感は確実に上達できます。

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まとめ：英語教育で日本人が英語を苦手になるワケ

これまで、英語学習において日本人が英語を苦手になってしまう理由を解説してきました。

日本にいて英語を苦手とする理由はいくらでもあります。１ダースどころではありません。。

つまり、英語を使いこなすことへの「憧れ」の実現には、抜本的に言語としての英語に対する意識改善がスタート地点です。

あなただから始められる授業に依存しない日常言語としての英語習得、ぜひ今日から考えてみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。