公用語でなくても英語は話せるようになる!?日本の現実8選

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なんでもなくサラッと英語話せたらかっこいいなぁ。。。憧れますよね。

英語を公用語とする国は多いです。公共でビジネスで経済で、英語を話す人口は世界トップです。

とはいえ、英語が公用語ではないにもかかわらず英語が日常に教育に浸透し、バイリンガル以上に言語に堪能な国も多数あります。(※)

日本は、単一民族単一言語、言語は日本語で人種は日本人で、教育や政府が英語の浸透をリードしてくれる環境はありません。憧れていても決して英語は話せるようにはなりません。

この記事では、英語を公用語とせずとも堪能に話す国々の状況と日本人ができるアプローチを紹介します。

(※)What Countries Have English as an Official Language?

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世界の公用語:G7・国連・EU組織における概念と意味

各種国際会議、何語で話しますか?

国際やグローバルを考えたとき、世界のマジョリティを理解することは、言語への意識を改善することになります。

世界の話者人口では、英語が1位、次いで中国語とヒンズー語、そしてスペイン語・フランス語・アラビア語と続きます。そして、世界の話者人口と、世界的機構における言語はある程度合致しています。

世界的国際機関における公用語:

・世界貿易機構(WTO):英語、フランス語、スペイン語

・国際標準化機構(ISO):英語、フランス語、ロシア語

・国際連合(UN):英語、フランス語、スペイン語、ロシア語、アラビア語、中国語

・先進国首脳会議(G7):英語、フランス語、イタリア語、日本語、ドイツ語(参加国すべての言語)

・欧州連合(EU):加盟国の公用語すべて(全体で人々の約7割は英語を話すことができる)

G7やEUといった機関では、各国への敬意を表し、参加国の公用語全てを団体の公用語としています。

とはいえ、世界には7000を超える言語が存在します。世界の国々の中には、トップに掲げる言語が公用語となっていない国も多々あります。

そんな中、英語を公用語としていないにもかかわらず、英語を話す文化が浸透している国があります。

以降で具体的な国とその特徴を解説します。

欧州:語源が近いと馴染みやすい!?英語はEUの共通言語

ヨーロッパには複数言語を話す人が多いイメージ、ありますよね。

地理的にも多くの国が隣接し、英語を含め語源を同じくする言語が公用語である国が多いです。

とはいえ、公用語に英語がないにもかかわらず、英語話者率が高い国が多く存在します。例えば、オランダは9割以上、オーストリアは7割越え、ベルギーは6割強、そしてギリシャやドイツも5割越えです。

ヨーロッパの国々に英語話者が多い理由:

・語源が英語と共通:ドイツ語・フランス語・スペイン語・ポルトガル語・イタリア語など

・会話ベースの習得:家で話す言語が英語である家庭が多い

・教育への浸透:学校授業において毎日英語を習う時間がある

・世界共通言語への意識:英語は専門の最新情報を収集できる言語という意識が高い

・EUへの共通意識:英語はEUの共通言語という意識が高い

実際、英語はインドヨーロッパ語に属し、、欧州の多くの国の言語と語源が同じです。単語の語尾が変わるだけで似ている単語もとても多いです。(※)

とはいえ、世界やEU共通言語への意識の高さが、ヨーロッパ諸国の日常への英語浸透をより強固にしています。

(※)The 100 Most Spoken Languages Around the World

北欧:自国の公用語が通用しない!?ビジネスや貿易への浸透

北欧も欧州じゃん。思いますよね。

とはいえ、北欧の国には各国公用語のマイノリティを特徴とする英語への特徴あるアプローチがあります。そして、その英語話者率は、ノルウェーやスウェーデンで90%前後、フィンランドで70%超えと非常に高いです。

北欧の国々が英語に精通している理由:

・就労環境への英語浸透:ビジネスや海外取引、会社の公用語が英語である

・メディアへの浸透:映画やドラマを吹き替えず、かつ英語字幕付きが多い

・デジタル機器への浸透:ゲームなどデフォルトの言語が英語のものが多い

・ウェブサイトや雑誌:情報源となる情報が英語であることが多い

・英語が外国語ではない:英語が日常的すぎて外国語であるという意識がない

このように、北欧の国々ではあたり前に英語が浸透しています。

実際、北欧の人々の英語は非常に流暢で、自ら出身国を名乗らなければ母国語と認識されるほどのようです。

私も海外旅行において、オランダやフィンランドの人と会って話したことがありますが、ドイツやベルギーの人以上に違和感のない英語を話していて驚いたことがあります。また、ギリシャの島では、情報収集は英語だから触れているうちに英語ができるようになった、と店員さんから流暢な英語の背景を伺ったこともあります。

英語は言語です。あなたが日常的に使ったり言葉にする内容は、言語に関わらず同じです。

ゲームやデジタル機器のデフォルト言語を英語にするだけで英語への身近度は格段に向上させることができます。

中東:国際意識が高い!外国人率と共に聖地や最先端技術国

中東でアラビア語のイメージなんだけど、、、思いますよね。

確かに中東には、アラビア語を主要言語とする国が多いです。そして、同じアラビア語でも各国で方言が個性的です。同じアラビア語でも国が変わると理解できないことがあるほどそのバリエーションは豊かです。

とはいえ、中東の中には宗教的聖地や外国人率が高く、必然的に国際視野が広い国があります。例えば世界三代宗教の聖地でありIT先進国のイスラエルの英語浸透率は8割越え、アラブ首長国連邦(UAE)は外国人が約9割と非常に多いことから、英語が使えなければ日常生活に支障をきたすこともあるようです。(※)

中東で英語に精通している国の特徴:

・世界三代宗教の聖地:そもそもキリスト教徒など欧州からの外来者が多い(イスラエル)

・IT技術の最先端国:IT用語などビジネスにおいて英語が必須(イスラエル)

・外国人率が高い:アラブの民族性を重視、英語でアラビア語を学ぶことも(アラブ首長国連邦)

・海外意識が高い:外国人率が高く国際マーケットに目が向いている(アラブ首長国連邦・イスラエル)

国土面積でいえば、日本比較でアラブ首長国連邦は4分の1以下、イスラエルは10分の1以下の小さな国です。しかし、その国際意識の高さや外国人からの注目度も加担し、英語への浸透度も非常に高いです。

(※)Institute of Bilingual Science > バイリンガルの国

アジア:歴史的背景!?英語の浸透はイギリス領であった国

アジアで英語が話せるようになるの、なぜ!?思いますよね。

アジア圏の英語事情には、歴史的にイギリス領配下であったことが深く関連しています。(※)

事実、英語浸透率が高いマレーシアとスリランカ、英語話者率は双方60%を超えます。

そして、双方英語が公用語であった時代があり、今でも共通語として現地語と英語が併記されることは多いです。

アジアで英語に精通している国の特徴:

・過去にイギリスの植民地であり、英語が公用語であったこと時代がある

・英語は共通語と認識されており、現地語と英語が併記されることが多い

マレーシアの言語マレー語も、スリランカの言語タミル語も英語とは語源が全く異なる言語です。

現在では、地方の方では英語が通じない地域もあるようです。

とはいえ、現地語と共存し、ビジネスや世界共通語として英語をバイリンガルに使いこなすことは可能です。

(※)Malaysia > The impact of British rule, Sri Lanka > British Ceylon

アフリカ:現地語が多すぎて英語に集約!?他言語国の共通語

アフリカって、英語話す国多いよね。思うかもしれません。

事実、アフリカ中部以南では英語が広く浸透しており、ガーナやナイジェリアでは英語は公用語という以上に浸透しており、英語話者率はナイジェリアで85%以上、ガーナも65%以上です。

一方で、ケニアやタンザニア、ナミビアや南アフリカのように英語は公用語でありながらその話者率は低い国も多数です。例えば、南アフリカの英語話者率は30%強、ケニア・ナミビアは20%弱、タンザニアでは10%を切ります。

さらに、エチオピアやソマリアでは、英語は公用語ではないにもかかわらず、軍事や就労において英語が幅広く活用され、学校教育にも取り込まれています

アフリカで英語が浸透している国の特徴:

・学校教育が英語が実施されている(ガーナ・エチオピア・ソマリア)

・そもそも英語話者がマジョリティ(ナイジェリア)

・民族が多数であり共通語として英語が浸透している(南アフリカ・エチオピア・)

・軍事や就労環境において英語が公用語であることから浸透している(エチオピア・ソマリア)

・イギリス植民地などの歴史的にイギリス英語が浸透している(ケニア・タンザニア・ナミビア)

このように、英語が世界言語であるという共通意識、英語を話すことがグローバルコミュニティへの参加になり就労や政治を支えるという世界に向いた意識の高さが、英語の浸透を維持加速させています。

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日本人は英語を話せるようになる!?非公用語環境の英語習得

日本人が英語を話せるようになる環境って!?考えますよね。

これまで、英語を公用語としない各地域の英語事情を紹介してきました。

英語が浸透している地域や国の国民性:

・欧州:英語はEUの共通言語という意識が高く、家庭や学校で話し言葉として習得している

・北欧:そもそもデジタル機器やメディアなどのデフォルトが英語であり、英語が外国語という概念がない

・中東:国際意識が高く外国人比率が非常に高い

・アジア:英語が公用語であった歴史があり、共通語として現地語と英語を併記する習慣がある

・アフリカ:他民族・多言語国の共通言語として英語が浸透している

・共通:英語は世界共通言語であり、専門の最新知識を収集できるという意識が高い

・共通:英語がビジネスや教育環境における事実上の公用語であり共通言語である

日本は、各地域の国民性に該当しない点は多いものの、共有できる箇所も多数あります。

日本において英語が取り込まれている環境:

・日常:標識や案内、博物館などの紹介文に現地語(日本語)と英語が併記されている

・生活:映画やテレビ番組、デジタル機器において「英語」を指定することは可能

・教育:英語教育の初等教育導入やキッズクラブなどのスクールが存在する(地域による)

・教育現場:英語の授業を英語で受けることが可能な学校がある(一部)

・共通意識:英語は世界共通言語であるという認識はある

・ビジネス:グローバルビジネスにおける公用語として活用されている(一部)

このように、日本において英語のヒントを得る場は広がっており身近な言語になりつつあります。

実際、日本人においても英語話者は15%前後の約2000万人、その数は年々増えています。

あなたが意識することで、英語をもっと日常的に活用することは可能です。(※)

あなたが意識することで英語を身近にできる方法:

・共通意識:英語は世界共通言語である。から「専門の最新知識を収集できる」に意識を高めて検索する

・日常習慣:デジタル機器の言語を「英語」にして使いながら英語に馴染む

まずは要所要所の短い単語から英語を話してみることで、あなたにとって英語をより身近なものにできます。

(※)より柔軟に英語の発想を意識するためのアプローチについては「英語脳切り替え!適切な英語表現に辿り着く為の発想転換7選」で具体的に解説しています。是非みてみてください。

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まとめ:あなたは英語を話せるようになる!日本人の英語活用

これまで、英語を公用語とせずとも英語が「普通」になっている国の事情と日本の現状を解説してきました。

英語を日常に浸透させる意識事情:

・英語は世界共通言語であるという意識が高い

・英語はビジネスや経済の公用語であるという意識が高い

・英語により最新技術知識を得ることができるという「英語でできること」への意識が高い

・海外意識が高く、国際トレードやビジネスにおける「共通言語」として英語に親しむ意識が高い

・メディアや文化において英語標準であり英語の吹き替えをしない

・教育において英語標準であり英語で教える教科が浸透している

・家庭において英語で話す機会が多い

あなたの日常に英語を取り入れることは容易なことではありません。

しかし、あなたの英語意識を高めることにより、日常に英語を取り込み浸透させることは可能です。

日本においてできる英語浸透:

・デジタル機器の表示言語を「英語」に指定する

・メディアや映画などで吹き替えなしで「英語」のまま観る

・専門知識の情報収集や教育動画に英語のものを活用する

・家庭において英語を話すよう意識し実践する

世界には約200カ国、7000以上の言語が存在する状況で、日本語話者人口はトップ15に入ります。話者の大部分は日本国民1億2千万人がそのほぼ全てであることから、世界標準としての「英語」に目を向ける意識は低くなりがちかもしれません。

とはいえ「日本語が通じるのは基本的に日本だけ」という世界共通視点におけるマイノリティを意識することで、あなたの日常をより英語に変えることはできます。

まずは身近な単語から。あなたの日常への英語を話す基準、ぜひ今日から取り込んでみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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