「英語のリスニングができない!!」悩む人は多いです。
私もそうでした。でも、試行錯誤を繰り返し、リスニングへの苦手意識を払拭してきました。とはいえ、今でも「聞き取り辛い。。。」と感じることはあります。
苦手な聞き取りをその場で解決するには、3つのアプローチがあります。
時間をかけて強化する、要点を絞る、そして、代替手段を取る、です。
試験対策は、時間をかけてターゲットとする試験ようにコツを掴んで対策をたてるしかありません。
しかし、日常やビジネスでは、英語は伝達手段であり、目的は意思疎通を図ることです。
リスニングそのものにこだわらず代替手段を取ることも、その場で意思疎通を可能にする効果的なアプローチの1つです。
この記事では、英語リスニングの聞き取り辛さの理由と、その場で解決する方法10選を解説します。
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もくじ / Table Of Contents
リスニングの種類:英語の発音や聞き取りができない場面とは
「英語のリスニング、苦手。。。」そう思う人は多いです。
ところで、あなたが悩む英語リスニング、インプットはどのような状況でしょうか。
・ドラマやニュースなど報道リスニングがわからない(一方的に聞くリスニング)
・日常会話などで相手の話が聞き取れない(問題解決を目的とする英会話リスニング)
・仕事のミーティングなどについていけない(ネクストアクションが想定されるビジネス英語リスニング)
リスニング能力を上達させるコツはあります。しかし基本的に、どんなアプローチでも時間はかかります。
以降で、それぞれのケースに特化した即時解決方法を紹介します。
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インプットとしてのリスニング:映画・ドラマ・ニュース・ラジオ
「英語のリスニング、早すぎるし聞き取れない。。。」そう思いますよね。
海外ドラマやニュースなどアウトプットが求められないリスニングの内容理解には、代替手段で解決するアプローチが効果的です。
一方的に聞くリスニングからリスニング能力そのものを上達させることは、非常に困難だからです。
あなたのリスニング上達度を実感する手段として、要所要所でチェックポイント的に活用することをおすすめします。
代替手段で即時解決!海外ドラマや洋画の内容理解
海外ドラマや映画をオリジナルの英語で観たい!という願望、ありますよね。
しかしこれは、リスニング上達度を確認する方法としては活用できますが、ドラマや映画を見てもリスニング力はつきません。
内容理解には、素直に字幕表示を活用しましょう。内容理解を優先する場合は日本語の字幕、あえて英語理解を試みるなら英語字幕です。
とはいえ、字幕はその時間で読める文字内に編集を重ねた単語に厳選されています。英語字幕を出しても、話し言葉と同じではありませんので注意しましょう。
代替または要点フォーカス!ニュースやラジオの内容理解
ドラマや映画と比較すると、ニュースは伝達を目的とするため、イントネーションや強調部が明確なものが多いです。
内容理解には、映像など視覚からの情報で補う、または強調される単語にフォーカスするアプローチが効果的です。
リスニング上達度の確認としては、ドラマや映画よりも早く理解できるようになります。
また、ニュースやラジオは、冒頭や末尾に概要を繰り返すものも多いです。テーマやコンセプト捉えるようフォーカスすることで理解度を高めることができます。
とはいえ、海外ドラマ同様、その場で無理に聞き取ろうとしてもわからなくて悩むだけです。
個別のリスニング対策の合間に聞き流す、時々集中してどれくらい聞き取れるようになっているか確認する、など、継続的に活用することでリスニングレベルをチェックするような軽い気持ちで活用することをおすすめします。
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問題解決を目的とするリスニング:日常会話・一問一答
誰かに話しかける第一声をイメージしてみましょう。始まりは常に疑問文ですよね。
「この電車はここに行きますか?」「この道は正しいですか?」「いくらですか?」「ここにはどのように行けますか?」
つまり、海外旅行に行ったとき、もしくは日本に観光に来ている人との会話は、疑問文を抑えることでほぼ解決できます。
わかりやすいことに、疑問詞は冒頭にきます。そして、疑問詞の数は限られています。
つまり、冒頭の1単語「where」「what」「how」「when」「how」を明確に聞き取ることさえできれば、50%は理解できたようなものです。「why」は第一声で聞かれることはほぼありません。
そして回答は、名詞やジェスチャーでどうにかなるものがほとんどです。写真や描画などの活用も効果的です。
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ビジネス英語リスニング:流れについていけない!を即時解決
ビジネス英語を活用する場面では「これ、どう捉えたらいいの!?」という状況、あると思います。
ビジネスの場において優先すべきは、英語のリスニングよりも内容解釈です。
なぜならミーティングは、意思疎通や決断を経て、次の行動に繋げるための議論であることがほとんどだからです。
以降で、代替対応を含めた即時解決のための7つの方法を紹介します。
代替手段1:わかる人から教えてもらう
わかる人に聞くというのは、何よりも手っ取り早い解決法です。
リスニング力はちっとも上達しませんが、ビジネスの目的は達成できます。
ビジネスにおける英語リスニングの目的は、内容解釈です。
話を止めることもできず、聞き取りできないなぁと思いながら英語のシャワーを浴びても時間の無駄です。
わからないものはいくら悩んでもわかるようにはなりません。そして、人の記憶は時間と共に薄れます。
できればその場で、素直にわかる人に教えてもらえる人脈を構築しましょう。
時間をかける1:話の内容を文字起こしする
日本語に訳してくれる人がいない、または解釈できる人がいない場合、英語を文字に起こすというアプローチがあります。
話し言葉は流れてしまいますが、文字になれば翻訳アプリ(※)などによる解釈が可能です。
(参考)英文翻訳アプリの例:Google Translate、DeepL Translate
議事のメモは英語のままの方が望ましいです。
内容をコンパクトにまとめてくれる人に頼む、または音声を文字にしてくれるアプリ(※)を活用します。
(参考)文字起こしアプリの例:Otter
あえて日本語の解釈に拘らず、まずは英語を英語のまま文字にすることを優先することで、正しい理解につなげることができます。
(※)翻訳アプリは「英語 翻訳」、文字起こしのアプリは、「英文 文字起こし アプリ」などで検索すると探すことができます。
時間をかける2:録音を聞き直す
ミーティングを録画して後で聞き直すというアプローチ、技術的には可能です。
会議に出席できなかったことのキャッチアップのための録画活用は効果的です。速度調整が可能という利点もあります。
しかし、会議そのものの内容理解のための聴き直しはおすすめしません。
なぜなら、ビジネスの場で過去を振り返ることはほとんどないからです。
また、2度目以降は「わからない」という先入観が先に来るため、繰り返しで解決することは少ないです。
ミーティングは、基本的に次のステップのための話し合いを目的としています。
わかる人がいないミーティングはあり得ませんので、人脈を駆使して概要を効率的にまとめてもらうアプローチをおすすめします。
要点フォーカス1:言い換えて確認する
とはいえ、常に誰かが助けてくれるわけではないことも多いでしょう。
ビジネスの場合、英語そのものというより、フォーカスは内容です。
業界の専門用語やカタカナになっている単語をフルに活用しましょう。
そして、確認にはyes/noのクローズドクエッションで問いかけるよう意識します。
答えが多くて解釈できなかった場合は、それってyesってこと?と素直に聞き直しましょう。
英語を話す人の非ネイティブ率は75%と高いです。相互理解のために互いの表現を言い換えることは頻繁に起こり得ます。
「個人的にはyesなんだけど最終判断はマネージャー次第だね」などといった回答が返ってくる場合もありますが、聞きたい内容への返答は得られるはずです。
要点フォーカス2:要所要所で要約と意思確認を挟む
会社間でミーティングをする場合、英語のわかるメンバとわからないメンバが混在することはよくあります。
英語はできないけど業務には詳しくて決断はできる、などの内部事情もあるでしょう。
区切りの良いタイミングで時間を止め、状況を共有することで「内容解釈」の土台揃えて話を進めることができます。
話を止めるには、素直に「ちょっと日本語の時間ください」と明言します。
「sorry to speak in Japanese, but let me share to make sure we’re on the same table」
英語を話す人がネイティブでないことは多いです。
ビジネス目的を優先させ、都度要約を挿みながら意思疎通を図るアプローチは、頻繁にあり得ます。
要点フォーカス3:聞きたいポイントに集中する
「この人の英語、わからなっ」と思うこと、ありますよね。
聞き易さ・聞き辛さは人それぞれです。あなたが苦手かも。。と思う相手の英語の聞き取りには、文の中の位置で大体のフォーカスポイントに目安をつけてピンポイントとなる単語を聞き取るよう集中するアプローチが効果的です。
英語の文法はシンプルです。ターゲットとする品詞の文中の位置はほぼ機械的に固定できます。
これは、S V O Cです。主語・動作・目的語となる名詞や形容状態、つまり、単純に、文頭・文中・文末です。
また、副詞に注目することも効果的です。文自体がポジティブなのかネガティブなのかを判断しやすくなるためです。
さらに、副詞の語末は「-ly, -lly」と長音が来ることが多く、一息ブレスが入りやすいです。
例えば「Unfortunately,」から始まる文は、ネガティブな内容が来ることが多いです。また「especially,」であれば明白な強調ですし「practically,」であれば実装ラインとしてどう動くかのキーポイントが続きます。
大抵の場合、ビジネス英語を使うシーンは、コンセプトやテーマが明白な場合が多いです。
目的やトピック、想定される専門用語、そして副詞や接続詞など話の展開を明示するキーワードにフォーカスして集中することで、ビジネス用件を読み取るリスニングは格段に向上します。
要点フォーカス4:母国語の特徴を想定して解釈する
リスニングがある程度できてきても「とはいえこの人の英語、わかりにくい!」と思うこと、あります。
しかし、ちょっとした特徴を意識するだけで、理解度は格段に改善できます。
例えば、ネイティブの英語は比較的イントネーションがはっきりしていますので、強く発音される箇所にフォーカスします。
一方、第二外国語としての英語には、母国語の特徴が混ざります。その人の母国語のトーンに合わせたリスニングに頭を切り替えることで、英語の理解力は格段に改善します。
例えば、フランス語系の母国語をルーツとする人の英語は、フランス語の影響で「h」の音が抜けることが多いです。「hotel」は「ホテル」ではなく「オテル」と聞こえます。耳慣れない単語が聞こえた時、頭に「h」を付与してみることで、理解度は大きく改善します。
また、アジア圏の場合、母国語の影響で、同じ高さで切れ目なく話し続けているように聞こえます。日本語もここに入ります。日本人の英語は、日本語が平坦であるために強調ポイントがわかりにくくなる傾向があります。
なお、聞き取りだけでなく話す時にも、母国語の特徴を意識したアプローチは効果的です。日本人が英語を話す時は、文を短くし、意識的にポイントにアクセントをつけるよう工夫することで、伝わりやすさは格段に改善します。
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まとめ:英語リスニングのコツとは!?聴きたい内容を掴むには
これまで、リスニングができないことをその場で解決する方法を解説してきました。
「リスニングができない」を即時解決するための大前提は、「目的はリスニングではなく内容解釈」と割り切ることです。
そして、解決には3つのアプローチ「代替」「時間」「要点」があります。
1)一方的に話される英語リスニングへの対応
・海外ドラマ・洋画:字幕を効果的に活用しつつリスニングレベルを確認する(代替)
・ニュース・ラジオ:視覚情報・概要を効果的に掴みつつリスニングレベルを確認する(代替または要点)
2)問題解決を目的とする英会話リスニングへの対応
・日常会話の一問一答:文の冒頭1単語、疑問詞で半分解決!回答はジェスチャーや描画を活用(要点)
3)ビジネス英語リスニングへの対応
・わかる人に教えてもらう(代替)
・英語の要約を受領し翻訳機能を活用する(代替)
・話の内容を文字起こしする(時間)
・録音を聞き直す(時間)
・言葉を変えて確認する、要所要所で要点をまとめ土台を揃えて話を進める認を挟む(要点)
・文頭/文中/文末、キーとなる単語の位置を推測し、聞き取りポイントにフォーカスする(要点)
・母国語の特徴から想定して解釈する(要点)
もちろん、根本解決は、リスニング力そのものを向上させることです。
とはいえ、その場を即時解決するためのアプローチを効果的に活用することで、意思疎通を活性化することはできます。
ぜひ、今日から試してみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。