英単語が覚えられない!?初心者から始める英語独学の5段階

Pocket

英単語が覚えられない。。。と思ったこと、ありますよね。

とはいえ、暗記しても英語は「使える」ようにも「できる」ようにもなりません。

私も、長い間「英単語が覚えられない。。。」と単語力に苦手意識を持っていました。しかし、日常的な独り言を英語にしてみたり、他の人が使っているしっくりくる表現を真似ることで、英語を実践的に使いこなすことができるようになりました。

英語習得に効果的なアプローチは、レベルにより異なります。

【初級Youtubeなどを活用して楽しく覚える

【中級品詞別・場面別単語・例文帳で音と文字を繋げる

【上級】対策本で実用性やイントネーションの感覚を身につける

あまり意識したことはないかもしれませんが、英語は教科ではなく言語です。

本来、母国語を学ぶように日常の中で柔軟に学ぶことが、習得後も身につけた英語力を落とさないことにつながります。

この記事では、段階別に効果的な学習法を解説します。

→【期間限定】楽しくスラスラに!話せる英語を身につける方法を解説した全15話・5時間23分の動画レッスンを受け取る

初級:今日から始める英語!アルファベットと単語を繋ぐ

英語の勉強の仕方はわからない。。。そう思う人は多いです。

初期段階では、年齢・時期問わず、英語への拒絶感を持たないようなアプローチが最優先です。英語への興味関心が、次のステップへの継続に繋がるからです。

日本語と英語は文字が顕著に異なります。まずは26の大文字小文字のアルファベットと単語を繋ぐアプローチです。教材は、インターネットなどの身近な方法で入手可能です。子供向け教材が多いですが、大人も入り口は同じです。

これには、フォニックスというアプローチが効果的です。

カタカナでも馴染みがあるような身近な単語を並べることで、文字と音とを紐付けることができるようになります。アルファベットとイラストが併記されている教材を使用するとより効果的です。(※)

アルファベットとフォニックス単語の例:

・A / a(エイ:):apple(ップル:りんご)、ant(ント:蟻)

・B / b(ビー:):book(ック:本)、ball(ール)

・C / c(シー:):cat(ャット:猫)、carrot(ャロット:人参)

・D / d(ディー:ドゥ):desk(スク:机)、doll(ール:人形)

・E / e(イー:):egg(ッグ:卵)、elephant(レファント:象)

(※)フォニックスにおける全てのアルファベット文字と音と単語の例は「英語の発音を確認したい!トレーニング自由自在の5ステップ」で解説しています。ぜひ見てみてください。

教材は、画像と動画の双方を活用することをおすすめします。画像は日常的に目につく場所におき、動画は一緒に発音しながら覚えます。動画は、5−10分の短めなものを繰り返しましょう。

アルファベット表(画像)の例:(※)

・特別支援教育デザイン研究会:プリント教材+English(Aで始まる単語(A〜Z))

・ぷりんときっず:アルファベット表ポスター

(※)「abc 単語一覧」などで検索すると、イラスト入りアルファベット表の画像や、アルファベット毎の単語リストのページを探すことができます。

フォニックスソング(動画)の例:(※)

・Education ABC Nursery Rhymes:Learn ABC Alphabet for Children (ABC Song)

・アルファベットソング > 子供向け:フォニックス(ABCのうた)

・ChuChu TV Nursery Rhymes & Kids Songs:Phonics Song with TWO Words – A For Apple

(※)Youtubeで「alphabet songs」「abc 歌」など検索すると、フォニックスソングを探すことができます。

このように、まずは英語の大文字小文字のアルファベットと音を繋ぎます。

文字と音をセットにすることで、例えば「モバイル」という単語は「m」の単語かなと連想できるようになります。

→楽しくスラスラに!話せる英語を身につける方法を解説した全15話・5時間23分の動画レッスンを受け取る

初級:英語で遊ぼう!英単語と日常を繋ぐ

英語、日常生活では使わないし。。。そう思いますよね。

確かに、日本の日常生活において英語は不要です。

とはいえ、英語は言語です。日本の日常生活に英語を取り入れることは可能です。

ここでは、英単語の語彙力を広げるアプローチを2段階で解説します。

単語をグルーピング!あそび感覚で単語を増やそう

この単語、英語で何て言うの?って思うこと、ありますよね。

文字と音がリンクできてきたら、次はボキャブラリーの拡大です。

これには、場面や種類などで単語をグルーピングするアプローチが効果的です。

テーマを持つことで、語彙を思いつくという柔軟発想力を刺激することができます。

早速、例をあげてみてみましょう。まずは日常で身近な名詞にフォーカスします。

テーマと単語群の例:

・色(color):red, purple, yellow, green, blue, black, white, brown

・野菜(vegetables):carrot, potato, tomato, radish, lettuce, eggplant

・動物(animal):cat, dog, monkey, elephant, deer, bear, rabbit

・交通機関(transportation):train, car, bicycle, airplane, truck

・体の部位(body):eye, year, hair, mouth, shoulder, knee, toe, finger, hand, foot

・仕事(job):teacher, driver, office worker, doctor, nurse, police officer, cook

・スポーツ(sports):tennis, basketball, football, baseball, running, golf, skiing, snorkeling

そして、連想ゲーム感覚で発想を広げ、関連語に語彙を広げます。

関連語の例:

・仕事から職場へ:school, farm, hospital, shop, restaurant, salon, airport, company

・交通機関から目的地へ:train -> station, ticket, museum, concert hall, office, amusement park, shopping

・色からモノへ: green -> glass, peace, green tea, capsicum, green pepper, tree

ここでも、教材は、インターネットなどの身近な方法で入手可能です。以下のように、Youtubeから多くの教材を探すことも可能です。1テーマにつき2―4分程度の短めなものを繰り返すのが良いでしょう。

ある程度単語の理解ができてきたら、簡単な文章を含む動画で形式を捉えます。

単語とシンプルな文章の繰り返し(動画)の例:(※)

・仕事と場所:Learn English for kids > [NEW] Job – Let’s learn about job

(※)Youtubeで「color english songs」「職業 英語 歌」などと検索すると、関連単語を含む動画を探すことができます。

イメージできる単語の確認には、身近な人と遊んでみる方法をおすすめします。

カルタゲームのように読んでカードを取る、単語メモをグルーピングする、テーマを決めて紙に書き込むなど、さまざまなアプローチで試してみましょう。楽しみながら、柔軟な発想力を育てることができます。

名詞から動詞や形容詞へ!動作や感情は対で覚えよう

気持ちって、どう覚えるの?抽象的な概念の感覚をとらえることは難しいです。

ですが、感情や形容詞の語彙の学習には、反対語とセットで覚えるアプローチが効果的です。

具体的の対の単語には、以下のようなものがあります。

・感情や状態: happy/sad, cool/hot, high/low, big/small, right/left, on/off, noisy/quiet

・動詞: walk/run, stand/sit, sleep /get up, get on/get off, turn on/turn off

動画は、1テーマにつき2―4分程度短めなものを繰り返すのが良いでしょう。

単語と表情を学ぶ動画の例:(※)

・Adjectives for Kids by ELF Learning:Feeling and Emotion Chant

・KidsTV123:The Opposites Song

・LEARN ENGLISH Vocabulary:the Opposite Song ~ Antonyms ~ 110 words ~

・Kids Songs by The Learning Station(ゲーム形式):Opposites – Opposites Songs for Children

そして教材に、単語や主語を組み合わせた文章を取り入れていきます。

文章を伴う表現の場合、1テーマにつき2―7分弱程度のものを繰り返すのが良いでしょう。

文章や形容表現を伴う動画の例:(※)

・English for kids(形容表現): Opposite Words – Learning about Opposites

・The Learning Station(文章表現):Teaching Tunes for Kids > Opposites Song

・PINKFONG Songs for Children:Word Power > Feelings

・Miss Molly:The Feelings Song

(※)Youtubeから「feeling kids songs」「opposite words kids songs」などで検索すると、感情表現や対になる単語に関する動画を探すことができます。

以下の5つのポイントを意識することで、効果的に動画を活用することができます。

・単語や文章が文字として表示されている動画を選ぶ

・文章を含む場合、反復性のあるシンプルな表現の動画を選ぶ

・時間は1テーマにつき2−4分程度の短めのものを選択する

・耳から聞いた単語を反復して口に出す(シャドーイングを繰り返す)こと

・単語を使って、身の回りのモノを使って自分の言葉で表現してみること

視覚から意味を捉え、耳から音のリズムを捉えて反復します。そして、ゲーム感覚で身の回りにあるもの具体的に表現しましょう。

身の回りにあるものをあなた自身が表現することで、単語を使う感覚を身につけることができます。

→無料:楽しくスラスラに!話せる英語を身につける方法を解説した全15話・5時間23分の動画レッスンを受け取る

中級:英単語の覚え方!場面別・品詞別の単語本を活用しよう

初級段階では、アルファベットを文字から単語に成長させてきました。

中級では、「文章表現と語彙の更なる拡大」にフォーカスします。

つまり、単語から文章・文章から会話へと、単語からコミュニケーションに視野を広げます。

以降で、コミュニケーションへの成長に効果的な2つのアプローチを紹介します。

英会話の文法とは?シーン別に単語と例文をセットで捉えよう

あなたは通常、何をしている時間が多いですか?

あなたが日常的に使用する単語は、使う言語に関わらず同じです。

結局、実際その場になって「こんな時英語でなんていうの?」と思うこと、あると思います。

あなたが関心のある場面やシーンを軸に、単語や文章表現の許容値を広げていきましょう。

英語を使う場面の想定は、旅行本に含まれる「シーン別表現」をイメージするとわかりやすいです。

<場面>

・レストラン予約、営業時間の確認など

・買い物

・宿泊ホテル

・空港や搭乗・入国の手続きなど

・ビジネスでの国際会議

・買い物や住宅契約などの現地生活

<ジャンル>

・芸術:音楽や絵画、文学、コンサートチケット予約など

・情報:コンピュータ言語やインターネットなどのシステム表現

・経理:銀行開設や税金など経理関連

効果的な学習には、以下の点を意識して教材を選択することをおすすめします。

・単語とイラストがセットになっていて感覚的に理解できる内容を含むもの

・場面設定・単語・単語を使った例文、の3つがセットで並んでいるもの

・リスニング資材が提供されているもの

そして、単語の場合と同様、視覚と聴覚の双方を活用し、単語や例文はシャドーイングを繰り返します。例文のシャドーイングの場合には、イントネーションやアクセントを意識して発音しましょう。

ただし、ここでフォーカスするのは「丸暗記」ではなく「具体例」であることを意識することです。そして、単語や主語を変えて例文をあなたなりにアレンジしましょう。

細かい文法の違い(単数と複数、三単現、時制、aとtheの区別など)は、コミュニケーションにおいてほとんど問題にることはないため、神経質にこだわる必要はありません。

場面やジャンルをイメージしながら同じ例文を複数の単語表現で反復練習することで、いざというときにあなたの表現で伝えることができます。

語彙力の強化!接頭辞や接尾辞を捉えて応用しよう

英語の音や文字並びに慣れてくると「なんか似た単語。。」と思うこと、増えます。

これは、英単語に、接頭辞や接尾辞という概念があるからです。日本語の動詞活用と似ています。

例えば、「import(輸入)」と「export(輸出)」では「port」という箇所が共通しています。これは「port(港)」に「im/in(取り入れる)」または「ex(外に出す)」という接頭辞がプラスされた構成になっています。

英語の接頭辞や接尾辞にはさまざまなものがあります。例をあげてみましょう。

英単語の接頭辞の例:

・con / com(統合する):combine(組み合わせる),  contribute(貢献する), contribute(貢献する)

・in / im(中に):import(輸入する), introduce(紹介する), increase(増やす)

・inter(中間の):intermediate(中級の), international(国際的な), interrupt(介入する)

・re(再び):educe(減らす), reschedule(再調整する), recognize(認識する)

・ex(外に):exclude(除外する), extract(抽出する), exception(例外)

・de(下に):decrease(減らす), decline(却下する), detect(発見する)

・dis(離れる):distinguish(区別する), distance(距離), disease(病気)

また、語尾で品詞が変わる単語も多くあります。例えば、「important」は形容詞(重要な)ですが、「importance」に語尾が変わると名詞(重要)になります。

英単語の品詞を分ける接尾辞の例:

・名詞:-sion / -tion(station, imagination)、-ility(ability, possibility)、-ance(importance, assistance

・形容詞:- able(possible, available)、-al(international, occasional)、-tive(tentative, attractive

・動詞:-fy(justify, simplify, modify)、-ate(appreciate, initiate, renovate, congratulate

・副詞:-ly / -lly(fully, finally, externally, happily, especially, accordingly

このように、英語の語頭や語尾の特徴を捉えることで、知らない単語を目にしたときに意味をイメージできるようになります。

→無料:楽しくスラスラに!話せる英語を身につける方法を解説した全15話・5時間23分の動画レッスンを受け取る

上級:英語を話せるようになりたい!会話力の実用性を高める

これまで、アルファベット、単語、そして文章と段階できに英語力を身につける方法を見てきました。

とはいえ「英語を話せるようになりたい!」そう思う人は多いです。

英語を使いこなせるようになるには「英語の通常」への慣れがキーとなります。

具体的には以下のようなことが挙げられます。

・英語のリズムやイントネーションに慣れる

・英会話のテンポや間に慣れる

・伝えたいことをクリアに伝える率直さを身につける(副詞やアクセントを効果的に使う)

日記を書く、友人とテキストでやりとりするなど、質問や受け答えの日常パターンに慣れる工夫を試みましょう。

繰り返しますが、英語は教科ではなく言語です。英語そのもの習得に加え、英語を使う環境や文化性を理解することにより、スムーズなコミュニケーションができるようになります。

→無料:楽しくスラスラに!話せる英語を身につける方法を解説した全15話・5時間23分の動画レッスンを受け取る

上級:英語の資格を取りたい!レベル別対策本でアプローチ

英語学習のモチベーションには「英語資格を取りたい」という想い、ありますよね。

英語力は、なかなか客観的に示す方法がありません。

従って、資格取得は英語力を明示する効果的なアプローチの1つであり、転職や留学の基準指標になることも多いです。

英語の資格試験には以下のようなものがあります。

・英検(実用英語技能検定):文部科学省公認の日本で知名度が高い英語資格

・国連英検(国際連合公用語英語検定試験):外務省が後援する信頼度が高い試験

・TOEFL:大学留学などの英語力判断試験(Test of English as a Foreign Language)

・TOEIC:日本企業採用など社会人向け資格試験(Test of English for International Communication)

・IELTS:海外移住や留学などの英語力証明試験(International English Language Testing System)

それぞれ、試験がフォーカスするジャンルや想定シーンは異なります。

資格試験の対策には、ターゲットとする試験の特性に寄り添うアプローチが効果的です。

取得目的とする試験の過去問題集や対策本などを活用することで、対象試験のコツを掴み、合格点や高得点取得を目指すことが可能です。

→無料:楽しくスラスラに!話せる英語を身につける方法を解説した全15話・5時間23分の動画レッスンを受け取る

まとめ:今日から始めるレベル別の英語学習法とは

この記事では、初心者から始められる英語学習法をレベル別に解説してきました。

初級:まずは楽しく!Youtubeなどを活用してアルファベットと単語と日常を繋ごう

中級:丸暗記ではなく具体例にアレンジ!文章例と語彙を広げて表現の幅を育てよう

上級:目的に合わせた対策を!英語を文化を捉える感覚や目的とする試験の特徴を捉えよう

初期段階で動画を効果的に活用するために、以下の5つの点を特に意識します。

・単語や文章が文字として表示されている動画を選ぶ

・文章を含む場合、反復性のあるシンプルな表現の動画を選ぶ

・時間は1テーマにつき2−4分程度の短めのものを選択する

・耳から聞いた単語を反復して口に出す(シャドーイングを繰り返す)こと

・単語を使って、身の回りのことを自分の言葉で表現してみること

英語は、教科ではなく言語です。母国語を学ぶように、無理なく日常の中に取り込み応用することで、あなたの言語としての英語力は確実に上達します。

ぜひ今日から実践してみてください。

→無料:楽しくスラスラに!話せる英語を身につける方法を解説した全15話・5時間23分の動画レッスンを受け取る

最後までお読みいただきありがとうございました。

 

関連ページ