英語を聞きながらのメモ、何をどう書きとったらいいの!?迷いますよね。
せっかくメモを取ったのに、肝心な箇所がメモに残っていない。
後から振り返ったときに意味が繋がらない、、、など、その悩みは尽きません。
話すときの単語数と書き取りできる文字数には絶対的に差があります。
とはいえ、メモを取るコツを捉えることで、少ない文字数で記憶に繋がる情報を記録できるようになります。
この記事では、メモの目的やフォーカスに着目し、効果的にメモを取るコツを具体的に解説します。
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もくじ / Table Of Contents
メモの目的は何ですか?英語リスニングの理由を考える
あなたが英語を聞いてメモを取るとき、それは何のためですか?
ミーティングの議事メモ、リスニング問題のためのメモ、話す内容を整理するためのメモ。。。
メモを取る状況はさまざまです。
とはいえ、端的に言ってメモを取る目的は言語に依存しません。
メモの着眼点:
・あなたのためのメモ:あなたのto-doや確認したかった内容を記録する
・ミーティングの議事メモ:課題と決定事項、次のアクション(誰が何をいつまでに)を明記する
・リスニング問題のためのメモ:5W1Hや似たような表現の区別をメモする
目的に併せて、メモのポイントは微妙に異なります。
例えば、あなたが観光で道を尋ねたとき、目的は場所に辿り着くことで誰が答えてくれたかは重要ではありません。
逆に、ビジネスは担当割が重要であり「誰が何をいつまでに」対応できるのかの確認がキーになります。
そして、試験問題では、難易度と共に「言い換えや紛らわしい選択を含む話の展開を正確に追えるか」が問われます。
どうあがいても。同時間にメモできる(書く)内容は、話す内容に比較すると圧倒的に少ないです。
従って、限られた時間でどの単語を何を書き出すことを選択するのかが重要になってきます。
目的に沿って「何をメモするのか」のフォーカスを意識することで、メモの質を格段に向上させることができます。
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どうメモる!?リスニングメモとディクテーションの違い
メモとディクテーションって違うの!?そう思うかもしれません。
しかし、メモとディクテーションは明確にその目的や鍛えられる対象が異なります。
リスニングを鍛えるアプローチ:
・メモ:内容を把握する記録。聴きたい内容にフォーカスして「重要な単語」を書きとること
・ディクテーション:音を理解する記録。単語を「一言一句正しく聴き取れているか」を書き出して確認すること
端的にいうと、ディクテーションは音を単語に表現することであり、その内容理解は問いません。
逆に、メモは、細かい単語にはこだわらず「全体把握を正しくできているか」がポイントとなります。
つまり、メモとは「文書を綴ること」とは根本的に異なります。
メモの本質を捉えることで、メモを取るということへの意識を改善できます。
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間に合わないのはなぜ?早く正確に記録するには
話すより書く方が格段に遅いですよね。
メモが話の速度に間に合わないのは、基本的に当然です。
とはいえ、メモのために時間を止めることは基本的にできません。
つまり「どう効率よくメモるか」が、時間を節約し、欲しいときに欲しい内容を引き出せるかの記録の肝となります。
早く正確に記録するためのアプローチ:
1)書く速度を上げる
2)メモる内容を精査し、聞き取る速度に書けるボリュームを適合させる
3)少ない文字数で情報量をカバーできるようメモり方を工夫する
接待的に太刀打ちできない「メモの量」と「発言の量」の差をカバーするには何らかの工夫が絶対的に必須です。
速度・選択・代替。通訳など「いかに正確に全文を記録するか」が問われるメモでは、圧倒的に3)が適用されます。
通訳を職業とする人のメモが記号の羅列のように見えるのはこのためです。
一般的には「速度を上げれば良い!!」と思いがちですが、メモ能力、あまり効果は変わりません。
むしろ書き出すことに集中すると内容への集中力が削がれ、話の展開を追えなくなってしまうことさえあります。
つまり、2)のいかに「効率よくメモる方法を身につける」ことで、無理なく必要な情報を記録できるようになります。
効率良いメモにはコツがあります。
以降、具体例をあげて紹介します。
絶対法則:要点は絞る!箇条書きを活用しよう
あなたにとっての箇条書きポイント、何が思いつきますか?
箇条書きとは、文章まるまるではなく、単語や熟語など文の一部を抜き取って書き取ることです。
メモのポイントは、要点をまとめることです。
リスニングとメモ:
・リスニング:We will have a meeting tomorrow from 2.00 pm to talk about our project plan for next year. Check out your meeting invitation by e-mail.
・メモ:project plan meeting on 17th Sep, @2 pm, detail by e-mail.
この場合だと、会話の中の「tomorrow」という「今」を基準にした表現は、メモにおいては全く意味をなしません。
具体的な日付に置き換えて記録することで、誰がいつ見ても解釈できる「記録」となります。
また、このリスニング音声では、時間は示されていますが場所や参加者など詳細は述べられていません。
つまり、スケジュール案内のメールから読み取れるであろう付加情報が暗示されています。
従って「detail by e-mail(詳細メールにて)」の情報により代替的に要点を伝えることが可能です。
なお、場所や時間・優先順位などの項目には「@」などの記号や箇条書き番号の数値を付与することも効果的です。
箇条書きのポイント:
・メモを取った時間に左右されない相対的な表現を使用する
・補足資料や後続情報など代替情報から読み取ることができる内容はあえて記載しない(省略できる)
・省略や記号を活用する(@, →, &など)
スピーキングとライティングの速さと情報量は絶対的に異なります。
少ない情報量でいかに的を捉えるかを意識することで、メモを価値ある記録に質を高めることができます。
強調点ってどこ!?イントネーションに着目
英語ってメロディみたい。と思ったこと、ありませんか?
日本は、抑揚がなく「平坦な言語」と言われます。
発声の周波数で表すと、日本語の波長125〜1500Hz、英語は2000〜12000Hz。音の高さが交わらないだけでなく、英語音声の高低差は日本語の6倍以上とその抑揚は明白です。
疑問文「Do you have any questions?」相手の回答を促すとき、語尾の音上げますよね?
この例文で言うと文末の「questions」です。何ならこの1語だけで要件は伝えられます。
抑揚高く発音される単語は重要な単語であることが多いです。
そして、高い抑揚がひたすら続くことはまずありません。
つまり、抑揚高く発音される音をメモすることで、要点をかいつまんで記録することが可能です。
これは、プレゼンや食事のメニュー紹介など、メモを文章にする表現を想定するとイメージしやすいです。
抑揚とメモ:
・メモ:Today’s specials! create your own pizza $9.99 / chicken marsala $11.99
・紹介文:We have every day’s special for you. Today’s special is ‘your own pizza‘ which means you can create your pizza with your 3 favorite choices of 10 options! Another one is chicken marsala. Marsala is a traditional Italian-American dish prepared with chicken cutlets, mushrooms and Marsala wine. It comes with today’s soup of asparagus and mashed potatoes. The price is on the board.
紹介文の情報量は圧倒的に多いです。下線部は補足情報で、それぞれのメニュー詳細を説明しています。赤字はメモの箇所に該当し、抑揚高くかなり明白に発音されています。
メモを取るかしょは音声リスニングで強調される箇所です。
発音のイントネーション(音の高低)に着目することで、メモに残す単語を明白に取捨選択できるようになります。
単語は変えない:基本は聴き取った音や単語そのまま
えっと、今の単語なんって言ったんだろ。。。引っかかること、ありますよね。
とはいえ、迷っている間に言葉はどんどん流れてゆきます。
メモの大原則は、基本的に発音された単語をそのまま記録することです。
内容や単語をイメージできなかったとしても重要そうだった単語であれば尚更です。
重要なキーワードであれば、代替の補足説明や言い換え他表現が後に続くことが多いです。
例えば、上のメニュー紹介「your own pizza」とあります。この「own」って、何!?となってつまずいてしまうと、後続の文字に聞き取りを推移できなくなります。
しかし、紹介文では「you can create your pizza」と補足が入り、さらに「3 choices of 10 options」と付加情報が続きます。
つまり「own」が理解できなくても「3 choices of 10 options(好みで選べる)」ピザオーダーと解釈できます。
さらに、この「own」実は抜いても主旨は通ります。つまり「create your pizza」と「3 choices」がメモできれば内容相違のない記録にできます。
このように、聞き取った単語を基本的にそのままメモることで、主旨を正確に捉えたメモを綴ることが可能です。
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メモを取らない方が効果的!?パターン別英語リスニング
英語のリスニングにメモ、必要ですか?そう思うこと、あるかもしれません。
シンプルにいうと、音声以外の情報収集が可能な状況下では、メモを取らない方がより理解に繋がることがあります。
つまり、メモを取ることに意識を寄せることがマイナスに働く場合があるということです。
以降で、メモを取らずに音声を鮮明に意識に残すことができる方法を解説します。
視覚と聴覚からのインプット:本文を見ながら聴く場合
リスニング音声、本文を目で見ながら発音を聞くこと、事実上可能な場合は多いです。
オーディをブックやe-bookを音声再生する状況もここに相当します。
つまり、メモの代わりに本文のキーとなる箇所、つまりイントネションとして強調されるパーツや文章をマーキングすることで代替できます。
神の場合はペーンで色付けする、電子文書の場合は編集として文字や文字の背景を色付けします。
書く文字数と読み上げる文字数には絶対的に差がありますが、マーキングにはそれほど大きな差はありません。
とはいえ、どこがキーポイントになるのか、概要を把握しながら重要ポイントをピックアップすことを意識することで、
内容にフォーカスしながらbyんしょうを読み解くことが可能になります。
視覚と聴覚からのインプット:問題を解きながら聴く場合
問題解きながらリスニングなんて出来ないよ、、、思いますよね。
リスニング問題の質問や解答例は、実は内容解釈のメモを先立って書き取ってくれていると捉えましょう。
あなたがメモする時間の節約と捉えることで、向き合い方の意識は大きく改善できます。
つまり、問題文や解答例をザクっと単語レベルで数秒先に捉えます。
すると、耳に入ってくるリスニング音声は、選択肢の単語に該当するのか否かの取捨分別に意味が変わってきます。
そして、取捨が出来たら次の問題に移ります。
リスニング問題は、基本的にストーリーを前後しません。
問題は、リスニング音声の順に回答できるように工夫されています。
解答例を数秒単位で先に文字や画像として捉えて音声を聴くことで、意味を先取りしながら内容を追うことが出来ます。
ききみみを考える:書くことと聴くことの集中力分散
あなたは、書きとりながら聴くこと、出来ていますか?
聞きながら書く、つまりメモは、基本的に聴くことに集中し、考えずに書くことができる場合に効果的です。
集中力として、聞き取りと書き取り双方に集中することの難易度は非常に高いです。
なぜなら、書き取っている間にも次の単語や文章は次々に流れ続けるからです。
書きとりやメモには、タイピングのブラインドタッチや文字の構造を考えずに記載できる書き取りへの余裕が必要です。
音声から内容に理解を深めるには、まず目と耳をフル稼働してリスニングに集中しましょう。
文字を見ながら聴く、または口元をを見ながら聴くと言う、2種以上のインプットを取り入れることで、より聞き取りに集中することが出来ます。
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まとめ:聴き取りながら英語でメモをとる方法とそのコツとは
これまで、英語リスニングのメモの取り方について解説してきました。
・メモの目的に着目する:To-Do, 5W1Hなど
・聴きたい内容にフォーカスし、聞き取る速度に書けるボリュームを適合させる
・細かい単語にはこだわらず「全体把握のキーとなる単語」を選択する
・記号や数字を活用して少ない文字数で情報量をカバーできるよう工夫する
・要点を絞るコツは「箇条書き」
・強調単語を選択するコツは「イントネーション」
・メモの基本は、言葉を変えず「聴こえた単語をそのまま書き取る」
・書くことやタイピングに意識を取られるならメモは取らない方が効果的
・本文を見ながら聴くときは、メモではなくマーキングを活用する
・問題を解くときは、予めメモされた答えの選択肢からストーリーを先読みする
どうあがいても。同時間にメモできる情報量は、話す単語量には圧倒的に及びません。
基本的に、メモは非常に難易度の高い技術です。
書くこと自体に集中力を奪われずに文字を綴る、または、書き取る文字列を咄嗟に精査する瞬発力が必要です。
まずは、2種以上の情報のインプットを組み合わせてリスニング音声のイントネーションや特徴を掴むことで、書き取るべき単語を容易に選択することができるようになります。
ぜひ、あなただからできる「後から見てもわかりやすいメモ」今日から初めてみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。