英語学習法!短期留学のメリットとデメリットを徹底解説

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英語学習を進めるとき、あなたには3つの選択肢があります。

1)英会話スクールや海外留学などの教室に通う

2)本やネット上の情報などを参考に独学する

3)英語圏の国に滞在すること

ちなみに、日本では、英語を学校教科の1つとして習いますが、これは、上のどれも含みません。英語は、教科ではなく言語だからです。

私は、全てを経験しています。日本の英会話スクールの体験コースを受け、海外の語学学校に通いました。英語圏の国で、ホームステイやシェアハウス滞在したこともあります。

留学は、お金がかかる決断です。

この記事では、上の3つの選択肢全ての要素を盛り込んでいるように見える「短期語学留学」について、そのメリットとデメリットを解説します。

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短期留学のメリット

まずは、短期で海外留学するメリットを紹介します。

費用を抑えることができる

海外留学には、お金がかかります。学費の他、往復の交通費、滞在中の交通費や宿泊費、食費、そして、期間と国によりビザ申請が必要な場合もあります。

語学学校の費用は、通常1週間単位で料金が決まっており、コース期間(1週、4週、6週、12週など)を選択することができます。学校によっては、パッケージコースを選択する形式の場合もあります。

滞在期間が長くなると費用は純増しますが、3ヶ月以内の短期留学の必要額は、比較的気軽に決断できる許容額を見込むことが可能です。「海外旅行+語学学校費」的な感覚でイメージしやすいためです。

準備の手間を最小限に抑えることできる、ビザが取りやすい

日本パスポートは世界的に信用度が高く、多くの国に対し、90日以内の観光や一般目的の滞在は、ビザが免除されます。

つまり、3ヶ月以内の短期留学は、基本的にパスポートの有効期限の確認のみで、煩雑なビザ申請手続きなしに、準備を進めることができます。

<ビザ申請の参考サイト>

ESTA Online Center: ESTA online center > 日本人が渡航の際にビザが必要な国とは?

外務省(海外渡航・滞在ビザ):外務省 > 海外渡航・滞在 > ビザ申請方法

現地の環境にどっぷり浸かることができる

現地の語学学校に通うことは、オンラインや日本国内の英会話スクールの体験と根本的に異なる点があります。

それは、現地の文化や日常に触れることができる点です。海外旅行では、文化に触れることはあっても、現地の日常生活に触れることはほぼありません。

現地の日常生活、スーパーマーケットや公共共通機関、住居事情に触れながら、現地の言語を学ぶことは、現地の文化を最速で理解する効果的なアプローチです。

さまざまな国籍の人に出会うことができる

現地の語学学校には、世界各国から英語を学びに来る人々が集います。中国、韓国、インド、ドイツ、イタリア、スペインなど、その国籍は多様です。

多数の国籍の人々に出会うことは、海外旅行をまとめて体験する感覚に似ています。さらに、学校という共通目的により、自然に話す機会を得ることができます。

あなたが他の国籍の人に関心を持つように、あなた自身も関心の的になります。当然、日本やあなた自身について多くの質問を受けることになります。つまり、最も自然な形で、必要に迫られて英語で説明する機会を得ることができるのです。

現地の語学学校に通い、英語ができるような気分を味わえる

現地では、基本的に日本語は通じません。そして、他の生徒との共通言語は英語に限定されます。生徒たちの母国語が異なるからです。

また、授業時間のみならず、滞在中全ての時間が、英語環境です。つまり、最も自然な形で、聴覚、視覚を英語でフル稼働させることになります。

その結果、「何とか伝えよう」という意志を持って言葉にする練習を積むことができます。従って、「話したいのに話せない」と怖気付いていた自分と比較し、なんとなく、英語ができてきたような気分を味わうことができます。

「辛い、帰りたい」場合も、終わりが見えるから頑張れる

「期間限定」には、「辛さ」を軽減させる力があります。

仮に、現地に降り立ち、語学学校に通い始めて、慣れない海外生活を「辛い」と感じたとします。

とはいえ、短期留学は、そもそも「近い未来に日本の元の生活に戻る」ことが大前提です。あと1日、あと1週間、そう小刻みに継続し続けることで、瞬く間に帰国日は近づいてきます。

そして、帰る頃には「次回はどうしよう?」と考えるかもしれません。次回改善すべきなのは、場所なのか、期間なのか、季節なのか。

また、逆に、短期留学を楽しい学びの時間にできた場合はどうでしょう。「次はどうより効果的に英語を習得できるだろう?」と、前向きに次を検討するでしょう。

短期留学は、期間が限定されています。従って、トライアル的な気軽な気持ちで挑戦し、次へのステップを考える良いきっかけにすることができます。

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短期留学のデメリット

ここからは、短期留学のデメリットを紹介していきます。

英語力の上達度に限界がある

あまり意識したことはないかもしれませんが、英語は、教科ではなく言語です。

言語の習得度は、基本的に、その言語を使う時間に比例します。短期間では、言語レベルをわずかに上達させることはできても、完全に習得することはできません。

留学で詰め込んだ学習は、身につかない可能性が高い

あなたは、一夜漬けでテスト勉強をした経験があるでしょうか。

英語の短期留学は、言語習得の過程における、一夜漬けの詰め込みのようなものです。帰国後、英語に触れない時間にどっぷり戻ってしまっては、せっかく学習した内容は、身につく前に離れていってしまいます。

帰国後、英語を身近な生活の中に取り入れるよう工夫しましょう。そうすれば、短期留学で詰め込んだ内容を日常に浸透させることができます。

同じくらい英語ができない人と出会うことになる

語学学校のクラスは、語学レベルで割り当てられます。

大きくは、初級(beginner)、中級(intermediate)、上級(advanced)、そして、ビジネス(business)といった具合です。

通常、下の「Level of English」欄のように自己申請の上で、現地で初日にテストを受け、実際の参加クラスが決定します。

<英語レベルの参考サイト>

[UK] The London school of English – Level of English: The London School of English > Booking Summary

日本人は、一般的に、文法には強く、会話は苦手な傾向があります。しかし、クラス分けは、総合判断で、初級、中級、上級、に分類されることが多いです。

つまり、文法はできても、会話についていけない状況、逆に、文法の復習がメインで、新たな学びが少ないクラスに分類されてしまう可能性もあります。

このギャップは、上級クラスになるにつれて少なくなります。会話力を文法レベルにまで引き上げ、日常から総合英語力を上達させておくよう意識しましょう。

そうすることで、語学学校の授業をより学び多い時間にすることができます。

日本人に会う可能性が高い

留学準備は、日本の留学代理店や、旅行代理店、英会話スクール、学校を介して進めることが多いです。これは、留学先の語学学校が、日本の団体と提携関係にあることを意味します。

つまり、留学先で日本人と出会う可能性は、高くなります。

英語を学ぶための短期留学です。現地で日本人と過ごすと、英語に触れる時間は大幅に狭まってしまいます。

言語の習得度は、基本的に、その言語を使う時間に比例します。日本人に会って安心する気持ちは理解します。

しかし、聴覚、視覚を英語でフル稼働させるには、日本人と過ごす時間を極力無くした方が、効果的です。

現地の人々に出会う機会は意外と少ない

語学学校の生徒は、世界各国から英語を学びに来る、英語を第二外国語とする人々です。英語圏に生活する人は、英語の語学学校には通いません。

短期留学では、日中時間の大半を語学学校で過ごすことになるため、必然的に、現地の人々に出会う機会は少なくなります。

現地では、ビジネスホテルでの宿泊を避け、ホームステイなど、できるだけ現地に生活する人々と過ごすことができる滞在方法を選択することをお勧めします。

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まとめ:短期留学をどう活かす?

ここまで、短期留学のメリットとデメリットを紹介してきました。

海外留学は、現地の文化と英語に包まれ、最も自然な形で、聴覚、視覚を英語でフル稼働させることができる貴重な経験になります。また、「何とか伝えよう」という意志を持って、積極的に想いを言葉にする練習を積むことが可能です。

しかし、短期留学の場合、英語上達度の限界や、せっかく学んだ英語が身につきにくいというデメリットがあります。

留学は、お金がかかる決断です。しかし、留学前や帰国後に工夫することで、短期留学を滞在期間のみのレジャーにせず、学習した英語を長期的に活かす方法はあります。

英語を習得したい!海外留学してみたい!

そんなあなたの、決断の参考になれば嬉しいです。

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。

 

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