英語に強くなりたい、ネイティブと会話できるようになりたい、という人は多いですよね。しかし、実生活で、日常会話やビジネス英語力を発揮できる人は非常に少ないのではないでしょうか。
実生活で、日常会話やビジネス英語力を発揮するには、英語を日常に取り込むことが非常に効果的です。「3つのステップ」を順番に実行することで、自分の思いを英語で表現すること、英語で話しかけられることへの身構えを軽減でき、無理のない英語習得を継続できるようになります。
私も、英語で会話する場で緊張し、聞き取りも返答もスムーズにいかないという、ジレンマやストレスを長い間感じ続けてきました。それでも、長年の試行錯誤を繰り返した結果、日常でもビジネスでも、戸惑うことなく英語でのコミュニケーションができるようになりました。
今回は、実体験を元に、日常に英語を取り込む具体的な3つのステップを紹介します。
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もくじ / Table Of Contents
日常でよく使う単語を活用する
「日常でよく使う単語」を挙げてください。あなたは、どのように探しますか?
日常英会話の基本単語帳、日常的に頻出のフレーズ集、といった基礎を探すでしょうか。英語を使う場面や旅行などに関する旅行本を探すでしょうか。TOEICや英検、受験英語に必須の単語などをまとめた、試験対策本を探すでしょうか。
答えは、あなたの日常にあります。日常で最もよく使う単語に近づく最短の方法は、自分の日常を英語にすることです。
あまり意識したことはないかもしれませんが、英語は、教科ではなく言語です。あなたが日常生活で使用する単語は、使う言語に関わらず同じです。
まずは、日々の生活の中で目にするもの、言葉にするものを書き出します。そして、そのモノがある場所に単語カードを並べましょう。
カードを作る際には、表と裏を双方活用することを意識します。下の図のように、表には単語と発音記号、裏には意味と読み方を記載します。そうすることで、表を見てわからない時に、即座に裏を見て答えを確認することができます。
可能であれば、イラストを添えるとより効果的です。
類似の関連単語や語源を補足追記しておくと、語彙を効果的に増やすことができます。
そして、例えば、キッチンにはキッチン用品名を、クローゼットには衣服の種類を、冷蔵庫には冷蔵庫の中にある食材を、そして玄関には、出かける場所の名称やすることの動詞を並べておきます。
あなたの日常生活で目にするもの、言葉にするものを自然に英語変換できるようにすることで、英語を使うことに対するハードルを下げることができます。
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日常で使うフレーズを取り入れる
単語の数がある程度できたら、次は、フレーズ、つまり、文章表現を日常に取り入れます。文章表現には、以下の2種類があります。
行動表現
行動は、基本的に「動詞+単語」で成り立ちます。上で並べた単語を行動にして表現してみましょう。
上の例でいくと、出かける前、art museum(美術館)という単語を意識し、「美術館に行く(go to the art museum)」と言葉にします。そして、帰ってきたら、「美術館に行ってきた(went to the art museum)」、または「美術館から帰ってきた(back from the art museum)」と言葉にします。
この訓練を日常的に繰り返すことで、自分の行動を文章に表現することができるようになります。
疑問表現
フレーズとして疑問文を考慮する理由は、多くの場合、会話の第一声は疑問文だからです。道で困っている外国人に話しかける時、海外旅行で困った時、呼びかけの言葉は全て疑問文から始まります。
疑問詞は、まず、5W1Hに依存します。
・Where(どこ)
・What(何)
・When(いつ)
・Who(誰)
・Why(なぜ)
・How(どのように)
さらに、疑問副詞や複数単語で成る疑問詞をプラスします。
・How many (数)
・How old(年齢、年月)
・How long(期間)
・How far(距離)
・What time(何時)
そして、自分の行動に問いかけます。
上の例でいくと、出かける前は、「where am I going today?(今日はどこいくんだっけ)」、そして、回答として、行動表現をリンクさせます「I am going to go to the art museum」(美術館に行くつもり)。
このように、疑似会話を表現することで、行動と問いのフレーズをセットで日常に取り込むことができます。
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日常に英語の聞き流しを取り込む
ある程度日常で使う単語やフレーズのイメージができてきたら、次は、他人の話す英語を耳にする機会を日常に取り入れましょう。
手軽な聞き流しメディアとして、以下のようなラジオ局のLive再生をオススメします。まずはサイトにアクセスし、「聞きやすい」と思うチャンネルを探しましょう。
・ABC Local Radio (オーストラリア): ABC Radio stations
・BBC Radio (イギリス): BBC > Stations
・CBC Radio (カナダ): CBC > radio
・NBC Radio(アメリカ): iHeart MEDIA > Our Stations
・AM810 (日本): 在日米軍ラジオ放送(音楽、ニュース、天気予報など)
ここで大切なことは、「長時間聞き流していてもストレスにならなそうな音やイントネーションの局」を探すことです。好きな音楽を探すようなイメージで、気軽に聞き流してみましょう。
「慣れる」とは、薄く浅く日常に取り入れる、ということです。短時間集中して英語時間を作るのではなく、英語の音に感覚を慣らすことが、効果的な継続に繋がります。
ネイティブの英語は早い、音が繋がっていて単語がイメージできない、など、他人が話す英語の理解にストレスを感じる場面は多いです。しかし、それは初めから完全に聞き取ろうと、神経を集中するからです。
人の集中力には限界があります。まずは、無理せず、「聞き流し」て、音になれる環境を作りましょう。
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まとめ:日常生活に無理なく英語を取り込むには
今回は、日常生活に英語を取り込む具体的な3つのステップを、実体験をもとに紹介してきました。
・日常で使う単語を活用する
・日常で使うフレーズを取り入れる
・日常に英語の聞き流しを取り込む
あなたが日常生活で使用する単語は、使う言語に関わらず同じです。日常的に使用する言葉を、英語で表現するよう意識しましょう。そして、英語の音を長時間耳にしても苦にならないように感覚を慣らしましょう。
「3つのステップ」を順番に実行することで、自分の思いを英語で表現すること、英語で話しかけられることへの身構えを軽減でき、無理のない英語習得を継続できるようになります。
ぜひ、今日から初めてみてくださいね。
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最後までお読みいただき、ありがとうございました。