英語プレゼン!始め方・終わり方4種の構成とフレーズ20集

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ビジネスでの英語プレゼン、どう話すか戸惑いますよね。

プレゼンには型やがあり、目的や相手によりそのアプローチにコツがあります。

また、資料や話し方など共通するポイントを意識することで、プレゼンの印象は格段に異なります。

この記事では、抑えておきたい8つのカテゴリとその具体的なキーワードやフレーズを紹介します。

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プレゼンテーションの大前提:情報伝達における2つの法則

あなたがプレゼンで伝えたいことはなんですか?

プレゼンは、ビジネススキルの1つです。どんな場合も「始まり/本題/終わり(SDS:Summary – Description – Summary)」の起承転結の概念が共通します。

そして、資料構成がしっかり組まれていることにより、得る情報からプレゼンを印象に残すことはある程度可能です。

しかし、同じことを話すのにも、その口調や姿勢、声色やトーンにより、リスナーに与える印象は大きく異なります。

プレゼンの伝え方への意識は、以下の原理を理解するとイメージしやすくなります。(※)

プレゼンで伝わる情報に関する2つの法則:

・AIDMAの法則:マーケティングモデル。人の認知から購買に至るプロセスにフォーカス

・メラビアンの法則:心理学のモデル。コミュニケーションにおける伝達情報比率にフォーカス

(※)source: Why would you pay an ad agency to just *try*?, The Mehrabian formula for communications

プレゼンの目的によりターゲットとするフォーカス層があり、資料やプレゼンの姿勢は視覚や聴覚からのアプローチです。

これらの要素を意識することで、ビジネスプレゼン効果は格段に改善します。

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ビジネスプレゼンの目的とアプローチ:構成の4つの型とは

あなたは誰に、何を目的にプレゼンしますか?

プレゼンの目的とターゲットの例:

・社内:チームディスカッション、上司に決断や承認を仰ぐ、進捗共有やネクストアクションの意識合わせ

・ビジネスパートナー:コラボレーション企画などのタイアップ提案、商談プレゼン

・カスタマー:新商品紹介などのセールスプレゼン

プレゼンの状況や対象者により、プレゼンに効果的な構成は異なります。

効果をロジカルに紐付け、プレゼンにストーリー性をプラスしましょう。説得力ある印象的なプレゼンに改善できます。

ビジネスプレゼンに効果的なストーリー構成の4つの型:

・PREP:Point(概要)→ Reason(理由)→ Example(具体例)→ Point(結論)

・FABE:Feature(特徴)→ Advantage(差別化)→ Benefit(利益)(→ Evidence(証拠))

・DESC:Describe(描写)→ Express(表現)→ Suggest(提案)→ Consequence(結論)

・TAPS:Task(現状)→ Analysis(分析)→ Problem(課題)→ Solution(解決案)

(※)source: PREP Framework on CommunicationFAB Technique of Sales MethodologyThe DESC Model for AssertivenessThinking and Analytical Problem Solving

そして、目的とアプローチをマップします。

「PREP」の構成は決断を仰ぐような説得に、「FABE」の構成は魅力を伝えるのに効果的です。

また、進捗会議などのファシリテーションやブレインストーミングなどには「TAPS」で参加を仰ぐと良いでしょう。

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英語プレゼンの8つのポイント!キーとなる単語とフレーズ

プレゼン資料の文字、そのまま読み上げていませんか?

効果的なプレゼンとは「端的にポイントを伝えること」です。資料のキーワードにフォーカスして補足を加えながら伝えます。

それぞれの構成要素におけるキーワードには以下のようなものがあります。

効果的な英語プレゼンに役立つ8つのカテゴリとキーワード:

・概要:table of contents / topics(もくじ・議題)、overview / summary(概要)

・説明:background(背景)、condition(条件)、objective(目的)、description(詳細)

・課題:requirement(要求事項)、issue(課題)、hypothesis(仮説)、assumption(前提)

・比較:as is & to be(前後比較)、pros & cons(メリットデメリット)、cost & return(費用と利益)

・提案:suggestion(提案)、contribution(貢献)、target / focus(対象)、scope(対応範囲)、option(選択肢)

・表やグラフ:chart(図表)、行(row)、列(column)、list(表)、diagram(相関図)

・計画:timeline(予定)、sales prospect(売上見込)、estimation(見積)、appendix(補足)、process(過程)

・結論:conclusion(結論)、implementation(実装)、activation(実装)、execution(実施)

それぞれキーとなる単語を適切に活用することで、プレゼン効果は格段に改善します。

始め方:オープニングとサマリでトピックを端的に頭出し

まずは始め方です。人が集まったことを確認し、簡単な挨拶と必要ならば自己紹介をします。

そして、プレゼンを開始し、これから話すトピックを端的に伝えます。赤字はキー表現、下線は危機感に関するフォーカスです。

英語プレゼンのオープニングフレーズの例:(※)

・紹介:Now, I would like to introduce you to our new product named iPhone!(新製品を紹介します!)

・ディスカッション:Today, we would like to talk about three topics.(本日の議題は3つあります)

・決断を仰ぐ:Today‘s topic is project approval request in Q3.(新規プロジェクトに関する承認申請です)

(※)文を読み上げる機能は、PC(Windows, Mac)も、モバイル(iOS, Android)も、OSに備わっています。「Mac テキスト読み上げ 設定」などで検索すると、設定方法を調べることができますので、ぜひ試してみてください。OSに備わっている読み上げ機能活用の工夫については「OS機能で自由自在!!英語リスニング勉強法の5ステップ」で詳しく解説しています。

トピックを端的に伝えることで、以降のプレゼンに対する方向性の心構えを共有することができます。

問題提起:キーワードを活用して課題や現状を共有しよう

心の準備ができたら、目的です。意識的に、結論までに一貫するテーマを明確に伝えます。

資料にまとめた「Summary」「Overview」など概要説明に入ります。

英語プレゼンの本題提起フレーズの例:

Currently, we’re facing two issues to be solved.(解決すべき課題が2つあります)

・As a background, the privacy protection issue is getting critical this year.(事態は危機的な状態です)

・As a summary, we have had more color-related requests in the past few months.(要望が増えています)

そして、解決へのアプローチである「Objective」を述べます。赤字はキー表現、下線は定型表現のフォーカスポイントです。

英語プレゼンの目的を伝えるフレーズの例:

・We have two options on this; one is to stop current service, the other is to renew our service.(アプローチの提案)

・Our hypothesis is below; customers’ preference changes, expanding competitiveness, and product failure ratio.(事象の分析)

・We would like to discuss expected pros and cons and cost and return prospects in the next six months.(議論の提案)

このように、前述のキーワードを盛り込むことにより、端的に現状や課題を共有することができます。

具体例:説得力ある根拠や理由の説明には表やグラフを活用

プレゼン資料をパワーポイントで作ること、多いですよね。

興味を惹き記憶に残るプレゼンには、55%が影響する視覚と37%を占める聴覚からの情報伝達を効果的に活用します

グラフや表のフォーカスポイントを的確に言葉にして解説しましょう。

英語プレゼンで図表を説明するフレーズの例:

・The next chart shows the result of our survey last month.(先月実施した調査結果をグラフにしました)

・These are the pros and cons of our suggestions. (想定されるメリットとデメリットの比較表です)

・This diagram is about our production process including our stakeholders.(これは生産プロセスの関連図です)

プレゼンに活用する表やグラフは、見やすさと同時に説明しやすさを意識します。

プレゼンに適用する表やグラフにおける3つのコツ:

・目印:表には行数をグラフには凡例を示す

・色:識別しやすく色分け表示すことにより

・数字:グラフにはデータラベルを表示する

グラフや表に資料に目印を示すことで、言葉での説明のしやすさは格段に改善します。

このコツを取り入れることにより、プレゼンで以下のように説明することができるようになります。

英語プレゼンで図表の見方を説明するフレーズの例:

・The red part shows the positive aspect, and the blue part shows negative impacts.(肯定部と否定部を色分けしました)

・This line chart shows the monthly sales in the past two years.(過去の売り上げ推移の折れ線グラフです)

・This is the matrix of age and price range, and each column shows required monthly payment.(プライスリストです)

このように、効果的な図表の活用にはコツがあります。

見やすさと表現しやすさのコツを取り入れることで、より明確で端的なプレゼンが可能です。

行動計画:焦点をおさらいしネクストアクションを明確にする

プレゼンは、それ自体が最終目的ではなく、次のアクションのための計画を含むケースが多いです。

つまり、開発計画や契約プロセスを明確にし、以降の行動にフォーカスと認識を合わせます。

行動計画には、ユースケースのフローチャートや時系列の進捗イメージを資料に取り込むと良いでしょう。

英語プレゼンにおける行動計画を共有するフレーズの例:

・Next is the required steps and timeline for our coming contract.(契約締結に向けたプロセスの紹介)

In this scope, our service will be ready as expected cost in three months.(前提と対応見込み期間の共有)

As a conclusion, this is the cost and sales prospect in the next two years.(投資に伴う実装後の利益見込みの共有)

具体例と同様、視覚と聴覚からの印象付けを効果的に活用します。

今後のスケジュール感を認識合わせすることで、決断や承認の軸を合わせた期待値をイメージすることができます。

終わり方:結論をまとめ判断・感想・質疑応答を仰ぐ

これまで、全体像を共有し、具体例や理由を根拠数値を添えて共有してきました。

そして、や利益見込みなどの期待値の認識合わせができたら、あとは総まとめです。

新しい言葉は不要です。冒頭で触れた「目的」や「概要」のおさらいがメイントピックです。

英語プレゼンにおける終わり方のフレーズ例:

・Does anybody have any questions or comments? (質問やコメントありますか?)

・This is the appendix page for our coming expected project.(全体像をまとめた概要はこちらです)

・Now, it would be fully covered for today’s discussion.(今日の議論は十分にできたよねと認識合わせをする)

That’s it for our today’s presentation. Thanks for your your time / joining in.(プレゼンの終了とお礼を伝える)

Feel free to contact us if you have any questions through our website.(問い合わせを受け付ける旨の伝達)

これは、気さくな関係であれば「I believe we are on the same table!」「make sense?」という、最終確認です。

明るく、さらっと言い切りましょう。

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まとめ:効果的な英語のビジネスプレゼンのための5ポイント

これまで、英語のビジネスプレゼンの構成要素におけるフォーカスポイントをまとめてきました。

・ビジネスプレゼンにおける情報の伝え方:AIDMAの法則、メラビアンの法則を意識しよう

・ビジネスプレゼンの4つの型:PREP、FABE、DESC、TAPSとその構成要素にフォーカスしよう

・目的と期待する効果のマッピング:プレゼンの資料構成をロジカルに組み立てよう

・英語プレゼンのキーとなる単語:効果的な英語プレゼンに役立つ8つのカテゴリと付随キーワード

・英語プレゼンのキーフレーズ:ビジネスプレゼンの4つの型の要素にフォーカスした20の英文フレーズ集

グラフや表を活用し、言葉で明白に伝えることで、視覚や聴覚から効果的にモチベーションに印象付けることができます。

これまで紹介してきた表現の方向性やストーリー構成を意識することで、よりロジカルなプレゼンが可能です。

ぜひ、今日から意識して実践してみてください。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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