英語は英語で学ぶべき??英語脳や英語耳、気になりますよね。
日本人の第一言語は日本語で、物心ついてから英語を習い始めるケースがほとんどです。
英語は言語ですから、日本語を習得したように感覚的に吸収できることが理想的ではあります。
とはいえ、ある程度の年齢から何かを新しく始める際には「なぜ」の解が吸収度を著しく左右します。
また、英語習得においては、英語のままが効果的なものと日本語の補強が効果的なものとがあります。
この記事では、学習のステップ毎に効果的な習得アプローチを具体的に解説します。
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もくじ / Table Of Contents
文字の発音と基本単語:英語のままイラストや動画をフル活用
学校で習う英語、とにかく発音しないですよね。。。
まぁ、、、とはいえ、読み上げは楽しくはないし、正しいかあやふやな状態では発音する気にならないですよね。
基本となるアルファベットの発音には「フォニックス」という学習法が効果的です。
フォニックスとは「文字と音」「文字から始まる単語」をセットで学習するアプローチです。
日本語は挟みません。音は動画で耳から取り込み、単語の意味はイラストなど目から取り込みます。
(※)YouTubeで「alphabet songs」「abc kids」など検索すると、フォニックスソングを探すことができます。
双方、単語名はジェスチャーやイラストなどから連想できるように工夫されています。
さらに、フォニックスソングでは口の形を見ながら音の出し方を意識して真似ることも可能です。
このように、文字や単語は英語のまま学習するアプローチが効果的です。
ところで、あなたは英語が元になっているカタカナ、たくさん知っていますよね?
この「カタカナになっている英語」英語の発音という意味では非常に危険です。
なぜなら、和製英語という、オリジナルの英語とは異なる単語になっている場合も多いからです。
都市名などのはその違いが顕著です。例えばフランスの憧れの地「パリ」はカタカナで、英語では「Paris」と「s」を発音しなければ英語としては通じません。ロシアの都市「モスクワ」も同様に、英語では「Moscow(モスコゥ)」が英語読みの発音です。
このように、単語や基本的な発音そのものは日本を介さずに可能です。そして、語彙の幅を広げていきます。
とはいえ、感情表現などニュアンスが掴みにくい単語はあります。その場合に限り、シンプルな日本語で補足を加えます。日本語を最小限に抑えることで感覚をイメージしながら習得することができます。
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解釈する英語例文:英語のまま事例から雰囲気とバラエティを
文章は例文と文型から、、、、なりがちですよね。
実は、繰り返される表現をなんとなく呑み込んでみると、意外とそれなりに使えます。
基本的に文章、尋ねるときは疑問文、断るときは否定文です。
つまり、単語を覚えた段階で、それらの単語が答えになるような疑問文を1つずつ取り込みます。
例えば地名を覚えたとします。その場合の疑問文は「where is this?」または「what’s the name of this city?」です。そして「It’s London, It’s Tokyo, It’s New York!」などと同じ質問に数多く答えます。受け答えのバリエーションを繰り返すことで「where」の感覚を馴染ませることができます。
「How」は難しい概念です。「どのように」と説明しても文章につなぐにはは橋渡しが必要です。この橋渡しをしてくれるのが例文で、パターンとして「どのように」の感覚を掴みます。
(※)YouTubeで「5W1H kids」など検索すると、シンプルな英語表現の会話に関する動画を探すことができます。
パターンの例文(How):
・天気:How’s the weather? → It’s sunny. / It’s cloudy. / It’s rainy / It’s windy. etc
・挨拶:How are you? → I’m good. / I’m fine! / I’m sick. / I’m excellent → How about you?
・道順:How can I get to XXXX? → go straight/this way, turn to the right/left, on your right/left side…
このように「How」はさまざまな場面で活用される疑問です。状況をイメージしながら「どのように」の感覚を捉えることで、単純暗記を超えた概念としてコンセプトを捉えることができるようになります。
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英語の文法がわからない!?日本語で用語を捕捉して納得を
文法の理屈、難しいですよね。
日本語で学ぶ英語学習では、専門用語が単語として確立してしまっています。専門用語の理解は英語のままの習得は非常に困難です。単語の紐付けも推測もほぼできないからです。
つまり、「なぜ」の解釈を日本語で納得させることで、構造を理解しながら学習を進めることができます。
日本語で補足しながら納得を促す文法表現の例:
・不定詞(Infinitive):to do
・関係代名詞(Relative pronoun):which / that / whose /
・仮定法(Conditionals):could / would
・現在完了・過去完了(Present perfect / Past parfect):have / had + 過去分詞
・動詞の活用(participle):do-did-done, run-run-run, bring-brought-brought, take-took-taken…..
・感嘆文(Exclamatory):What an XXXX? / How XXXX it is?
・付加疑問文(Tag question):, isn’t it? / ,aren’t you? / ,do you
・間接疑問文(Indirect question):文+疑問詞+普通文(ex. I don’t know how it works.)
文法の英語呼称、正直私自身ほぼ覚えていませんし使うこともありません。
英語という意味では、その表現「have + p.p(過去分詞)」などの構造を英語として覚えます。
言い換えると、文法の理屈は「学校のテストや試験問題などの必要性でマストな分野」です。
ターゲットがある英語には、それぞれ教科書の課題となる範囲や試験対策本などが出ています。
目的に応じて理屈を理解しながら学習を進めることで、ターゲットのリーチに対策することができます。
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英語の品詞がわからない!?例文多読で形や見分け方を捉える
品詞ってどうやって見分けるの!?悩みますよね。
日本語で英語を学ぶ工程で品詞に悩むのはどこですか?
単語の書き換えや5文型の区別など、理屈クイズへの回答のためであることが多いでしょう。
日本の学習では「SV, SVC, SVO, SVOC, SVOO」を見分けるために品詞の区別が必要です!などと習います。
しかし、実際は文章が先で文型は後付けです。
品詞別に区分けされた単語本など、品詞の単語とその例文を多く眺めて感覚的に配置や形を捉えます。
品詞と文例サイトのサンプル:
・形容詞の単語と文例:Grammar Rules >Examples of adjectives: https://www.gingersoftware.com/content/grammar-rules/adjectives/examples-of-adjectives/
・副詞の単語と文例:Examples of Adverbs in Sentences: https://examples.yourdictionary.com/examples-of-adverbs.html
副詞は何かと程度を表現する単語です。サイト例では、どのような概念に該当するのかその状態を「when, where, how, extent」に分けて説明しています。
そして、グループごとに眺めていると単語の語尾の形が似ていることに気づきます。
品詞と単語の語尾の例:
・形容詞:-ful, -ble, -ous, -cal, -sh
・副詞:-ly, -lly
この末尾のパーツには「接尾辞」という名前があります。接尾辞は品詞によりある程度法則性があります。
例文を読みながら見ていくことでそれぞれの品詞の音がどのようになっているのかを掴むことができます。
そして、品詞を捉えられるようになると、品詞違いの単語を意味に基づいて関連付けできるようになります。
品詞違いの単語関連付けの例:
・美:bueauty(美しさ:名詞)- beautiful(美しい:形容詞) – beautifully (美しく:副詞)
・シンプル:simple(単純な:形容詞) – simplify(単純化する:動詞)- simplily(単純に:副詞)
つまり、品詞に依存しない単語の意味の紐付けにより、格段に語彙力を広げることができます(※)。
(※)品詞や単語の構造による語彙力の拡張については「英単語の覚え方!語源や接頭辞から辿る語彙力増強5ポイント」で詳しく解説しています。ぜひ見てみてください。
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感情を表す言葉:英語のままの感覚を!日本語では使わない
タイミングの良い受け答えや相槌、会話の流れをスムーズにしますよね。
日本語は平坦な言語と言われています。他の言語と比較して音の抑揚が少なく、感情を読み取ることが難しいです。
従って感情表現は、雰囲気や状況など英語を英語のまま受け止め使い始めるアプローチが効果的です。
日本語のよく使う単語には、非常に広義なものが多いです。
日本語の感情表現の例:
・好表現:カワイイ、イイね!、スゴイ、ヤバい、好き、大好き、すごく好き
・嫌表現:ヒドい、ヤバい、マズイ、キモい、嫌い、大嫌い、イヤだ、スゴく嫌
表現の少なさ、実感できますか?「やばい」など状況でどちらでも使う表現さえあります。
一方で、英語を含めた他の言語の感情表現や単語のバラエティは明らかに多いです。
英語の感情表現の例:
・好表現:brilliant, excellent, super, perfect, amazing, impressive, awesome, beautiful, incredible
・嫌表現:disgusting, annoying, not very good, interrupting, hell, despite, fack, stupid, silly, irritating
特にプラスの表現は、無理くり日本語に訳すといかに絶滅的に使わない表現であるかを確信できます。
例えば「brilliant(輝かしく技巧的に華々しい)」「excellent(卓越して優秀な)」などの表現が可能ではありますが、ほぼほぼ全て「スゴイ」程度の日本語に集約されます。
さらに、ある程度単語が存在するとはいえ、嫌う表現はほぼ口に出すことはありません。
つまり、英語のプラスの表現を積極的に取り込むことで、相槌や会話のリズム感は格段に上達できます。
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英語脳のデメリット!?意訳で意味が残り英語を翻訳してない
英語脳や英語耳、聞いたことありますか?
英語を英語で理解することができることを「英語脳を作る・育てる」といいます。
英語脳のメリット:
・日本語と英語の間を行き来する脳へのストレスが激的に少ない
・会話に妙な間を挟まずリズミカルでスムーズな会話が可能
・伝えたい内容にフォーカスして話し始めたり読み聴きができる
簡単にいうと、英語のコミュニケーションにおいて日本語の綺麗や訳は不要です。
なぜなら、英語の音やリズムに慣れてくると「意訳」として内容を解釈できるようになるからです。
同時に、適切なタイミングで「しっくりくる」単語を選んだ表現が可能になります。
一方で、感覚的に英語を理解できるようになるということは「正確に日本語に訳すことができなくなる」ことを意味します。
あえていうならば、英語脳のデメリットということもできます。
例えば、reviceとamend、微妙に使い方が異なります。どちらも「見直し」に使う表現ですが、reviceは資料の見直しを意味し、amendは契約内容などの見直しの際に使う改った表現です。資料修正に伴う深刻さが変わってきますので、正確に日本語で意味を伝えるには、訳ではなく言葉を補う必要があります。
会話の条件や環境により、使う単語は異なります。
単語のニュアンスを感覚で捉えられるようになると、咄嗟にしっくりくる日本語に置き換えられなくなることが起こります。
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まとめ:言語化する英語とは!?英語に日本語の習得バランス
これまで、英語の習得において英語で学べる場面と日本語を補うことが効果的な場面のアプローチを解説してきました。
・アルファベットの文字の発音と基本単語は英語のままが効果的!イラストや動画をフル活用
・基本的な英語例文の解釈も英語のままが効果的!雰囲気とバラエティを理解できる
・文法の理屈と用語が日本語の解説が効果的!納得しながら学習を進めることができる
・品詞や文系の理解は英語の多読が効果的!文字列のパターンや文の配置からニュアンスを掴め
・コメントや相槌表現は英語のままが効果的!伝達レベルが異なるため日本語では対応できない
・英語脳のデメリットとは?意訳解釈が強くなることから日本語への翻訳をしにくくなってしまう
このように、バイリンガルと日本ベース解釈の拙い英語とは表裏一体です。
バイリンガルとは、英語脳が出来上がった究極状態でもあります。
英語を英語のまま会話する環境・日本語を日本語のまま会話する環境共に全く支障ないにも関わらず、その橋渡しには難しさが伴うという絶妙な状態でもあります。
あなたはどこまで英語脳を育て英語に馴染みますか?
ぜひ、あなただからできる英語脳バランスの構築、今日から始めてみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。