英単語の覚え方!語源や接頭辞から辿る語彙力増強5ポイント

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英単語が覚えられない、、、、学習を進める中で悩む人は多いです。

英単語の数、残念ながらいくつ覚えたからといっても「完璧」ということはありません。

その感覚は日本語でいう熟語と非常に似ています。漢字も無限に思われ、都度辞書を引いたり漢字の意味から熟語の意味を推測して読み飛ばしたりしながら文書や会話を理解します。

英語も同じです。英単語にも、語源や構成を分解して捉えることで、単語の意味をある程度推測しながら会話や文書を読み進めることができます。

この記事では、単語の構成から表現の幅や語彙のバリエーションを増やすためのアプローチ5選を紹介します。

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語呂合わせは効果的か!?英単語を覚えるためのアプローチ

英単語を覚えるために、あなたはどのように勉強しますか?

英単語を覚えるためのアプローチの例:

・単語帳:カードの表裏を活用して持ち歩きカルタクイズ的に繰り返す

・書く:単語や文を独り言的に発音しながら繰り返し書き綴る

・単語集:本と赤い下敷きで文字を隠し例文と合わせて繰り返し見る

・例文集:場面別などでまとめられた文章例をフレーズごと丸暗記する

・カタカナ読み:スペルを覚えるために英語の綴りをローマ字読み的に解釈する

・語呂合わせ:小さなストーリーをつけて単語と意味を紐付ける

全て試したことある!と言う方も多いかもしれません。

もちろん「覚え方」にはそれぞれ向き不向きがあります。暗記科目が得意な人と計算が得意な人がいるのと同じです。

端的に言って、語呂合わせやカタカナ読みはあなた自身が覚えるためのオリジナルアプローチであり、発音とは別物です。

文書では理解できても会話では全く活用できませんので注意しましょう。

私の場合、常に広がっていくように思えわれる英単語の数に途方に暮れつつ試行錯誤を繰り返しました。

単語帳や書き綴りはある程度の効果は出ました。単語集や例文集は、眺めはしましたが、私の場合は目処なく感じてしまいほぼ挫折しました。

カタカナ読みでは「Wednesday(水曜日)」の「d」が発音されないことから、綴りのときには「ウェデネズダイ」とつぶやきつつ覚えました。また、語呂合わせでは「emerge(出現する)」と言う単語を「’イマージ’キ現れる(今時期現れる=出現する)」と紐付けたりもしました。

しかし、短期でつめん込んだものは短期で抜けてしまい、単語帳の山ができまたし、語呂合わせやカタカナ読みは発音とは別物なので、本当に覚えるためだけの中間地点になってしまいました。

このように、単語を覚える試行錯誤は人それぞれです。

今回は、以降で英単語をパーツに分解して概念を捉えるアプローチを解説します。

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英単語の成り立ちって!?語源と語根で単語を分解してみよう

英単語って、単語としてまるっとひとつじゃないの!?そう思いますよね。

英単語は、基本的に3つのパート(接頭辞+語根+接尾辞)に分割できます。単純に、単語の「頭・中・後」です。

この、英単語をパーツの組み合わせと捉えることにより、語彙力や全体像の理解度が格段に上達します

英単語の構成:(※)

【頭】接頭辞(prefix):共通的な意味を持ち。単語全体の意味に影響を与える

【中】語根(root):語源に起因し、単語の軸になる意味を持つ

【後】接尾辞(suffix):共通する意味を持ち、品詞を変える

(※)source: Learn Prefixes, Suffixes to Expand Your Vocabulary

英語は、インド・ヨーロッパ言語からの派生言語の1つであり、その語源はラテン語やギリシャ語と深く関連しています。

具体的に単語の例でみてみましょう。

単語を3つのパートに分割する例:

・company(会社) = com(一緒に:接頭辞)+ pan(パンを食べる:語根)+ y(仲間:接尾辞)

上の例でもラテン語が語源になっており「pan」は、ラテン語では「panis」という綴りになります。

つまり、語源に落とし込んでも元がギリシャ語やラテン語なので、あくまで感覚的に捉えることにはなります。

とはいえ、英単語パーツの語源を概念を捉えることで、ビジネスなど表現力や語彙バリエーションが問われる分野では特に、効果的な応用が可能です。

以降で、それぞれの役割やバラエティを具体例をあげて読み解いていきます。

接頭辞:英単語は冒頭部で共通的な概念がわかる!

共通的な概念って何!?そう思いますよね。

例えば、clearとunclear、availableとunavailable、双方「un-」が冒頭にくることで、意味が逆になります。

この単語の冒頭に来ている「un-」が、接頭辞です。

接頭辞の意味を意識することで、単語が大まかにどんな概念を持つのかを解釈することがきます。

接頭辞の例:

・im-, in-, il, non-(ない):impossible(不可能), inactive(稼働中ではない), illegal(違法), nonfiction(フィクションではない)

・in-, im-(中に): introduce(紹介する), instruction(出だし)import(輸入する), impact(影響)

・dis-, de-, un-(逆):disappear(なくなる), decrease(減る), decline(拒否する), unhappy(不幸な)

・re-(再び) :reaction(反応), repeat(繰り返す), reflect(反射する), revisit(再訪)

・pre-, pro-(前の) :predict(予測する), preview(参照), prospect(見込み), progress(進捗)

・mis-(間違いの):misunderstand(誤解), mistake(間違った), mislead(誤解を招く)

・ex-(外に):exclude(除外する), export(輸出する), expect(予期する), explain(説明する)

・com(一緒に):combine(組み合わせる), community(組合), comfortable(快適な), compare(比較する)

このように、単語の頭で、ざっくり前向きなのか後ろ向きなのか、外に向かうのか内に向かうのか、大まかな概念を捉えることができます。

接頭辞は、対比などの表現に広く使用されます。赤字は接頭辞で対比している箇所です。

英語の言語に関する対比の例:(※)

タイトル:Number of native and non-native English speakers

冒頭:There are 378 million native speakers (those who speak English as their first language) and 743 million non-native speakers (those who speak English as their second language) in the world.

(※)source: English Language Statistics – an Exhaustive List

上の例文は、英語を話す人に関するネイティブと非ネイティブに関する紹介です。

つまり「non」が「逆」を示すことを理解することで「non-native」という単語を知らなかったとしても「ネイティブではない人」を示していると理解することができます。

接尾辞:末尾で共通概念がわかる英単語もある!

頭でも後でも共通的な概念があるの!?そう思いますよね。

例えば、employeeとemployer、traineeとtrainer、双方末尾に来ている「-ee」や「-er」が接尾辞です。

どちらも「人」を指す接尾辞ですが、「-ee」は受ける側「-er」は与える側を指します。つまり、employee(会社員)とemployer(雇用者)、trainee(受講者)とtrainer(講師)という意味になります。

接頭辞のみならず接尾辞においても、単語が大まかにどんな概念を持つのかを解釈することができる場合があります。

意味の概念を持つ接尾辞の例:

・-er, -or(示す人):teacher(先生), mother(母), mentor(相談相手), creator(製作者)

・-ist(専門とする人):artist(芸術家), dentist(歯医者),

・-able, -ible(できる): possible(可能な), enable(有効な), eligible(権利がある), comfortable(快適な)

・-less(ない):endless(終わりのない), priceless(お金にできない), regardless(するまでもない)

・-ize(創る) :memorize(記憶する), maximize(最大化する), specialize(特化する), visualize(可視化する)

・-ology(分野研究):technology(技術), methodology(方法論), psychology(心理学), ecology(生態学)

このように、単語の末尾でも、どんな状態のことを指すのか大まかな概念を捉えることができます。赤字は接尾辞です。

可能性に関する説明の例:(※)

availability represents the probability that the system is capable of conducting its required function when it is called upon given that it is not failed or undergoing a repair action. Therefore, not only is availability a function of reliability, but it is also a function of maintainability.

(※)source: Reliability Basics

上の例文は、可用性(availability)と信頼性(reliability)に関する定義の説明です。

この場合「probability(確率)」「capable(機能できる)」「maintainability(持続可能性)」など類似の接尾辞の単語を使い、さまざまな可能性にかかわる単語で例えながら解説しています。

英英辞典など英単語の意味や定義を説明する文章では、類似の接尾辞を伴う別の単語表現で説明されることは多いです。

接尾辞:英単語は末尾で品詞が決まる!

品詞、わかってどうなるの!?そう思うかもしれません。

例えば、beautifulとbeauty、単語は違いますが根本的な意味は同じです。ラテン語の「bellus(魅力的な)」であった「beaut」の部分に「-ful」がついて形容詞「美しい」、「-y」がついて名詞「美しさ」と単語は変わります。

つまり、同じ単語でも末尾が変わることで、単語が変わることになります。

とはいえ、元が同じと捉えられることでより多くの語彙を理解できることになります。

品詞がわかる接尾辞の例:

・-al, -ful, -able, -ive(形容詞):normal(普通の), beautiful(美しい), positive(積極的な)

・-sion, -tion, -ness, -ment, -y(名詞):station(駅), option(選択肢), kindness(親切), movement(動き), story(物語)

・-se, -ze, -ate (動詞):compromise(譲歩する), analyze(分析する), fascinate(魅了する)

・-ly, -lly(副詞):especially(特に), absolutely(絶対的に), evenly(等しく),  deeply(心から)

末尾で次に続く言葉(形容詞)なのか言い切り(名詞)なのか、また文の強調(副詞)なのかを捉えられることで、文構成の理解は格段に高まります。赤字は接尾辞です。

品詞の違いが際立つ例:(※)

・Really leery, rarely Larry.

・Rory the warrior and Roger the worrier were reared wrongly in a rural brewery

(※)source: 71 Best Tongue Twisters to Perfect Your English Pronunciation, The 14 toughest tongue-twisters in the English language

このように、似た単語が並ぶ場合や長い文章の解読には特に、品詞の理解がフレーズ解釈に効果的です。

語根:語源の理解は絶対的な語彙力の増強!

英単語を見ていて似てるなーって思うこと、ありますよね。

例えば、happyとhappiness, happen, happening, unhappy、に共通している「hap」が語根です。ギリシャ語で「幸運、チャンス」という意味です。

そして、接尾辞や接頭辞を伴って品詞や単語しての意味が変わり、それぞれhapp+y(幸せな:形容詞), happ+i+ness(幸福:名詞), happ+en(起こる:動詞), happ+en+ing(ハプニング:名詞), un+happ+y(不幸な:形容詞)となります。

つまり、語根のパーツを理解することにより、解釈できる英単語の語彙を格段に上達させることができます。

語根と英単語の具体例:

・port(ラテン語:運ぶ):airport(空港), comport(適合する), export(輸出) , important(重要な)

・bio-(ギリシャ語:生命の):biology(生物学), biotechnology(生命工学), biography(伝記)

・duc-(ラテン語:導く):product(製品), reduction(減少), introduce(紹介する)

・geo-(ギリシャ語:地球の):geography(地理), geometry(幾何学), geologist(地質学者)

・tain(ラテン語 :保つ):sustainable(持続可能な), container(コンテナ), entertainment(娯楽), maintain(維持する)

・form(ラテン語:形づくる):transform(変化させる), information(情報), uniform(ユニフォーム), formation(型)

・man-(ギリシャ語:手動の):manual(マニュアル), management(管理), mandatory(必須の)

また、語根を抑えることで、さまざまな品詞への変換や解釈も可能です。

語根 tain(ラテン語 :保つ)を含む単語「sustain」の例:

・動詞:sustain(維持する:動詞)

・形容詞:sustainable(持続可能な), unsusteined(非持続性の)

・名詞:sustainability(持続可能なこと), sustenance(維持)

語根を気に留めておくことで、初めてみる単語にある程度の意味を推測することができます。

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まとめ:英単語はパーツで捉える!語彙の秘訣は接頭辞接尾辞

これまで、単語の構成に着目した英単語の覚え方や概念解釈のポイントを解説してきました。

・語呂合わせやカタカナ読みはあなた自身が覚えるためのオリジナルアプローチであり発音とは別物!

・英単語をパーツの組み合わせと捉えることにより、語彙力や全体像の理解度は上達できる

・接頭辞・接尾辞の意味を意識することで、単語が大まかにどんな概念を持つのかを解釈できる

英単語は末尾で品詞が決まる!語根を抑えることでさまざまな品詞への変換や解釈ができる

・語源のパーツを理解することにより、解釈できる英単語の語彙は格段に増やすことができる

英単語はパーツの組み合わせで構成されています。パーツに着目することで語彙力は絶対的に広がります。

ぜひ今日から意識してみて下さい。

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最後までお読みいただきありがとうございました。

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