英語の聞き流しって効果あるのかな。。。思いますよね。
そして、聞き流しているだけで聴こえて話せるようにならめっちゃ楽じゃん!期待したいですよね。
端的にいって、無闇に英語音声を聞き流してもリスニングはできるようになりません。当然話せるようにもなりません。
とはいえ、ポイントポイントで聞き流しを取り入れることでリスニング効果を期待することは可能です。
ものすごく基本的には、語学の習得は生活として取り込んだ時間に比例して上達します。
生活様式や話す雰囲気、間の取り方、映画などに出てくる景色、視覚聴覚からの情報全てが英語を話す国の文化です。
そして、異国の文化に寄り添いながら学習を進めることで英語のリスニングを日常に取り込むことは可能です。
この記事では、聞き流しを取り込むタイミングと聞き流し効果の確認が難しい理由を解説します。
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もくじ / Table Of Contents
子供はなぜ上達できる!?聞き流しから入る言語習得の実態
子供の言語習得の過程、何かと口語ですよね。
話しかけ行動して見せて、そして尋ねる。ジェスチャーと会話のフルコースです。
子供からしてみたら言語のシャワーを浴び続けている状態です。
大人になってから始めても、聴き流していたら聞き取れるようになるのではないだろうか。。。期待したいですよね。
とはいえ、残念ながら、子供と大人では理解できる音の周波数が異なります。こどもの音認識の柔軟度はダントツです。
ネイティブの発音を身につけるには12歳より前に語学をはじめるべきとよく言われるのはこのためです。
言語や年齢による周波数の違い:(※)
・イギリス英語:2,000〜12,000 Hz(ヘルツ)
・アメリカ英語:1,000〜4,000 Hz
・日本語:249〜1,500Hz
・こども(12歳以下):20〜20,000Hz
(※)source: Sound Frequencies of Language
周波数の観点でみると、日本人はイギリス英語よりアメリカ英語の方が聞き取りやすい可能性はあります。
とはいえ、英語と日本語ではほぼ周波数の交わりはありません。
従って、こどもにはできる言語習得と同じアプローチでは大人が効果を見込むことは非常に困難なのです。
このように、子供と大人は認識できる範囲は異なり、大人には段階的なステップを踏むプロセスが習得のキーになります。
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英語リスニング上達の確認は!?聞き流しの効果実感は難しい
英語リスニングが上達しない、、、、、悩みますよね。
とはいえ、リスニングの上達度って、どう実感できますか?
英語を言語として理解するには、果実を熟成するようにある程度時間がかかります。
つまり、端的にいってリスニングの上達は明確に実感することが難しいです。
英語リスニング上達の実感が難しい理由:
・時間:ちょっと聞き流したかといって即認識できるものではない
・理解:言語の理解度は集中力に比例する。聞き流しは集中を欠く状態であり密度が薄い学習法
・感覚:言語上達の実感基準は「自分」であり他人とも相対的にも比較できない
・個人:リスニングは口語。発音やアクセントのバラエティは人で変わるため1つできても全てがわかるわけではない
・比較:聞き取りができるようになると、なぜ以前聞き取れなかったのかはわからない。記憶は忘却する
リスニングができるという実感は文字通り感覚であり、人によりその指標は異なります。
また、人や地域のアクセントや発音の特徴などによってもその理解できる感覚は大きく左右します。
さらに、一旦できるようになると、できなかったときの状態はもはや理解できません。
「聞き流し」になるとその実感はさらに困難です。何故なら聞き流しとは「覚えようとしなくてもいつの間にか覚えている」という期待であり、そもそも時間依存のアプローチが前提だからです。
つまり、聞き流し効果を見込むには、ある程度期間を見込みつつも適切なステップで取り込む工夫が不可欠です。
英単語の聞き流し:文字と音を紐付けてアクセントに馴染む
英単語、どうして覚えられないの!?!?、、、、、悩みますよね。
どんな教科にもあることですが、詰め込みの単語は、詰め込んだそのほぼ同じ速度で忘却します。
つまり、英単語における聞き流しは、初期導入と理屈理解後の「浸透」目的で活用することで効果を見込むことができます。
英単語に聞き流しを取り込むステップ:
・聞き流し:なんとなく全部混みで聞いてみる(英単語+意味+発音+例文)
・英単語(アルファベット)とその読み方(リスニング)を確認する
・英単語(アルファベット)とその意味を紐づける
・英単語(アルファベット)とその読み方(リスニング)の理解に発音記号を紐付ける
・英単語(アルファベット)とその音読(リスニング)を実際に発音する
・音声(リスニング)から英単語(アルファベットの綴り)をイメージする
・例文の中にある該当の単語を抜き取り、前後の単語による単語の音(リスニング)の変化を確認する
・聞き流し:英単語の綴り(アルファベット)を連想しながら意味や解釈をより浸透させるために聞き流す
初期導入から浸透の間には、英単語そのものを理解するステップ(聞き流しでは身につかない工程)を挟みます。
初期導入の聞き流しでは「聴く、リスニング」の意味と英文訳「どのようにあなたの英語リスニング技術を早く上達できますか?」が印象に残流でしょう。そのほか英語の箇所は音楽のようにイントネーションに馴染む段階で意味はわかりません。
ふわっとイメージがある状態で、机上の学習で英単語のスペルやアクセントの理解を挟みます。この場合、冒頭の「li:リ」がアクセント(強くはつおんんする箇所)であり、末尾の「ng:ング」は息を抜くように音が弱く発音することがわかります。
そして例文です。例文の中で「リスニング」という音がどこにあるのかを意識します。同時に「リスニング」の音で「listening」の文字を頭で思い浮かべます。この段階では例文の単語全てのスペルは浮かばなくて問題ありません。
ここまでの解釈ができるようになった段階で「浸透の聞き流し」にトライです。
他の単語も同じように学習をすすめ、聞き流しでは10や20の単語群をまとめて流し聴きします。
「英単語(発音リスニング)+意味+例文+例文訳」のリスニング音声を繰り返し聞き流しながら、要所要所で「あ、この単語!」とスペルをイメージします。聞き流しに馴染むことで、音声を止めずに単語のスペルをイメージできるようになります。
英単語習得の例(listening):
・単語:listening
・読み:リスニング
・意味:聴く、リスニング
・発音記号:ˈlɪsʌnɪŋ
・例文:How to Quickly Improve Your English Listening Skills?:
・例文訳:どのようにあなたの英語リスニング技術を早く上達できますか?
このように、単語の聞き流しは、単語の構造や前後との関係を机上で理解する工程を挟むことで、その効果が変わります。
絵的にテキスト本の位置で覚える、前から羅列で覚えるなど英単語を理解する前工程は人によりそれぞれです。
とはいえ、ある程度文字の綴りや読み方の解釈後に聞き流しを取り込むことで、感覚に英単語を浸透させることができます。
英語文法の聞き流し!?単語カード読み上げ的なリスニング
移動の時間学習に使えるかな。。。。考えますよね。
テキストを持参しモバイルを活用して。。。移動時間を有効に使う方法は多々あります。
とはいえ、移動中に学習時間を取り込む際の最大の欠点は「キリの良いところを自分で決められない」点です。
移動中の学習は、目的地への到着が必然的に学習時間のクローズタイミングとなります。
そんな時に比較的無理なく役立つのが、ほぼほぼ全日本語の文法音声です。
日本語の文法音声の例:
・代名詞:彼女 – she-her-her-hers
・動詞の活用:する・実行する – do-did-done
・文法:現在完了 – have + 動詞の過去分子形
このように、文法ルールは単語カードをそのまま読み上げるような聞き流しが効果的な場合があります。
基本的に日本語ベースの説明であることにより、途中で止めても比較的中断箇所を特定しやすいです。
また、どこから再開しても特に違和感なく続きを促すことができます。
英語の聞き流しをラジオで!?語彙を増やしながら効果確認
英語ラジオって聞いてわかるようになるの?思いますよね。
ラジオのトーク番組やニュースは、基本的に言葉での情報伝達を目的としています。
従って、ドラマや映画などとと比較すると比較的わかりやすい英語ではあります。
とはいえ、これも初期の段階で聴きまくったからといって、意味解釈はできるようにはなりません。
英単語の語彙力強化や文法的解釈理解の学習と並行しながらラジオニュースの聞き流しを取り込みます。
英語ラジオ局の例:
・ABC Local Radio (オーストラリア): ABC Radio stations
・BBC Radio (イギリス): BBC > Stations
・CBC Radio (カナダ): CBC > radio
・NBC Radio(アメリカ): iHeart MEDIA > Our Stations
・AM810 (日本): 在日米軍ラジオ放送(音楽、ニュース、天気予報など)
ラジオやpodcastなどに多いニュースは一般的な単語がランダムに使いこなされる英語音声です。ジャンルもさまざまです。
ニュースにはジャンル選択が可能なサイトも多いです。国名やその種別「国際・政治・経済・環境」など、あなたが学習を進めたジャンルのニュース音声を聞いてみると、比較的わかる単語が多いことを実感できるでしょう。
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英語の聞き流しは寝ながらできる!?音に馴染み意欲に繋げる
レム睡眠、洗脳的な浸透、、、眠っている間に学習できるの!?思いますよね。
簡単に言って、睡眠学習はできません。
とはいえ、眠る前・熟睡中・寝起き、時間を費やすという意味英語の環境に触れることにはなります。
つまり、英語の聞き流しであれば、英語を長時間耳にしていても「イヤ」にならない脳と耳の耐性作りには活用できます。
言語には、あなたにとって耳馴染みの良いリズムやアクセントは異なります。
英語を上達させペラペラ話せるようになる過程において、英語の音をある程度快適に感じられることは非常にプラスです。
なぜなら長い間耳にしていて苦痛な音は長続きしませんし上達しないからです。
寝ている間に音で起きてしまうような状態も、ある程度脳が抵抗している現れです。
耳鳴らしとして音量を小さくする、洋楽や映画など耳心地の良い英語にしてみるなどの工夫も効果的です。
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聞き流しの攻略法!文字や場面をイメージしながら何気なく
あなたにとって「聞き流し」とはなんですか?
文字通り「心に留めず全く気にかけない状態」と仮定すると、残念ながら英語リスニングの効果は期待できません。
これまで、教材からラジオや洋楽などの一般音声まで、英語リスニングの音源について見込める効果を紹介してきましたが、どれも「全てではないけれどもある程度気にかけてイメージする」というアプローチが不可欠です。
そして何より、聞き流しは「長時間触れる」ことが前提です。5分や10分では聞き流しになりません。
数時間や半日レベルなどで流し続けて音に馴染み、薄く時間をかけて感覚に浸透させます。
聞き流しの攻略法:
・単語:単語の発音から文字をイメージできるかをシミュレーションする
・文の中の単語:例文を聞きながらターゲットの単語の箇所を聞き取ることができるかトライする
・ラジオやニュース音声:話のストーリーや要所要所の熟語や音の変化を単語として聞き取れるか着目する
ラジオやニュースの場合、個人差によりそのアクセントやリンキング・ディクテーションの特徴は異なります。
人に依存せずある程度同程度の情報を聞き取ることができるか??というような関心を持ち、聞き流しの中にも所々気を向けながら音声リスニングを取り込むことで、音の聞き取りは必ず上達します。
そして、単語力の充実や単語学習における音の変化への柔軟性をより深めることにより、音の聞き取りに加えて内容を解釈できる範囲も確実に広がります。
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まとめ:英語リスニングの聞き流し効果とは
これまで、効果的にリスニング英語の聞き流しを取り込む方法と聞き流し効果の確認が難しい理由について解説してきました。
聞き流し効果の確認が難しい理由:
・無闇に聞き流していても、英語リスニングは聴き取れるようにも話せるようにもならない
・子供が聞き流しで学習できるのは認識できる周波数の範囲が圧倒的に異なるからでとても特別なこと
・集中力と学習速度は反比例。集中度の低い聞き流しリスニングの効果を明確に実感することは難しい
・聞き取りができるようになると以前聞き取れなかったことが思い出せないため、上達箇所の実感も難しい
・言語上達の実感基準は個人依存。他人とも相対的にも比較できない
・リスニングは個人の発音個性により理解のしやすさが変わってしまう。1つできても全てがわかるわけではない
英語リスニングは言語の口語です。
リスニングに慣れるとは、口語である話し言葉のイントネーションや個人差に親しむことであり、聞き流しは浅く薄く時間をかけて音のリズムやイントネーションを浸透させることを意味します。
長時間共に過ごせるということは、その音と共に心地よく過ごすことができているということです。
そして、じっくり時間をかけて浸透させた英語の感覚は、上達させた英語力の維持につながります。
ぜひ、あなただからかできる英語リスニングの浸透アプローチ、ぜひ今日から初めてみてください。
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最後までお読みいただきありがとうございました。