英語のリスニングができない4つの原因と上達のキーポイント

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英語のリスニング学習において「できない」「わからない」「聞き取れない」といった悩みを抱える人は多いです。

私も、中学生の頃から英語への興味や、英語を話すことへの憧れはあったものの、リスニングがとても苦手で、リスニング学習のコツが掴めず伸び悩んでいました。

後から振り返ってみると、英語リスニングへの苦手意識の多くは、語学力というより、会話場面の想像力や英語文化環境の理解不足に起因するものが多かったように思います。国際文化の理解や場面のイメージができるようになるにつれ、会話の理解力は格段に改善していきました。

今回は、その経験を活かして、英語のリスニングができない理由と具体的な対策方法を解説します。

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理由1:リスニング対策、何から始めたら良いかわからない

英語のリスニング習得に苦手意識のある人は多いです。

その理由のひとつは、どこから手をつけたらリスニングができるようになるのか、何をすると「できる」と実感できるのか、に明確な指標がないからかもしれません。

教科としての英語という意味では、文法や構文の暗記により、テストの点数を上げることは可能です。学校のテストでは、範囲となるレッスンの課が限定されるため、対象の例文と対訳を丸暗記することで、テストは穴埋め問題を解くことに変化するからです。

しかし、学校のテスト問題を解くことはできても、日常会話や洋画を理解することはできません。

あまり意識したことはないかもしれませんが、英語は、教科ではなく言語です。日常生活と共存する文化です。身近な生活の中に英語を取り入れて学習することが、習得に繋がります。

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理由2:英語は伸びないしやる気が出ない

あなたは、英語を聴くことへの意欲を常に持っていますか?

自信を持って、「yes」と答えられる人は少ないでしょう。

それは、英語を習得したとしても、どこでどう役立つのかイメージできないからではないでしょうか。

・実践の場がない

・英語が役立つ場面がない

・実生活において、英語が必要ではない

・必要に迫られて英語を聞き取り、話すことがない

「やる気が出ない」は、あらゆる成長を妨げる致命的な要因です。時間をかけずに習得できることなど何もないからです。

残念ながら、日本国内で英語が必要なることはほぼありません。

観光案内に、英語や韓国語、中国語などの併記は増えましたが、日本語ができれば、他の言語が必要になることがない環境には変わりません。日本は島国で単一言語国、独自文化性も強いことから、むしろ、来日する外国人が事前に日本語を勉強するほどです。

ところが、一旦日本を離れると、文字も会話も日本語が通じる国はほぼありません

空港で、駅で、宿で、最低限のカタカナ英語でコミュニケーションを取る必要に迫られ、そこで初めて「英語をもっと勉強しておけばよかった」と、英語をやらなかったことをその一瞬、悔やむのです。

英語学習のやる気は、「英語ができなくて悔しい」と感じた想いをどれだけ留めていられるかに依存します。英語の日常に全くついていけなかったことを実感して初めて、「ああ、もっと英語ができていれば」と悔やみ、その悔しさが「できるようになろう」という、やる気を喚起します。

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理由3:英語のリスニングは聞き取れない!?

「この話全然わからない」と思ったこと、誰にでもあると思います。

それは、端的にいって、話の内容に馴染みがないからです

英語も同じです。英語を「早すぎる」と感じるのは、英語の発音や話題の内容に馴染みがないからです。

英語の聞き取りにはコツがあります。

つまり、英語リスニングの「聞き取れない」には、コツを妨げるいくつかの傾向があります。

全ての単語を聞き取ろうとしている

「英語のリスニング、集中しなければ」と思う人は多いです。

しかし、会話において、一語一句全ての音を捉えて記憶することは、実質不可能です。

これは、日本語でも同じです。

人は、リスニングへの苦手意識により、より集中して全ての音を捉えることに執着しがちです。

しかし、それは逆に、部分に囚われ、文全体の趣旨の理解を低下させてしまいます。

リスニングには、文字とは異なり、「イントネーション」という、強烈なヒントがあります。

強調して発声されるキーワードを正確に掴むことで、ストーリー全体を理解することができるようになります。

聴いた単語を即座に訳そうとしている

英語のリスニングにおいて、「えーと、これはこういう意味だから。。」と訳そうとする人は多いです。

しかし、日本語を含む他の言語に直訳しながら他の言語のリスニングを解釈することは、物理的に、時間的に不可能です。文章は繋がっていますので、一つ目の文章を訳す時間を待たずに、次の文章が始まるからです。

リスニングには、文字とは異なり、「感情」が音声を通して表現されます。

深刻な悩みなのか、嬉んでいるのか、注文確認なのか、クレームなのか、誘いなのか。

単語そのものから聞き取れる内容もありますが、同時に声の「感情」や「意志」を読み解くことで、完全に訳さずに、「どんな概要か」を理解することができるようになります。

文章や会話を場面として捉えられていない

聞き取った文に「で、何答えればいいんだっけ」と困ること、ありますよね。

これは、意思疎通ができていないことを表しています。

例え、文や単語の意味がわかったとしても、どう捉えて良いかわからない。

つまり、趣旨を理解できないので、ネクストステップに進めない状態です。

リスニングでは、耳から入る英語から知っている単語を抜き取り、焦点となる話題や場面をイメージすることが、理解のキーとなります。

例えば、調査結果を報告しているのか、これからの計画が焦点なのか、今抱えている課題を解決したいのか、などです。そして、主旨が理解できなければ、「わからなかった。もう一度説明してほしい」と率直に伝えましょう。

また、場面の基本は、5W1Hです。どこで、誰が、何を、何故、何のために、話しているのか、場面を想像しながら聞くように意識しましょう。次にくる文章を想定できるようになります。

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理由4:聞くだけではリスニングは伸びない

あなたにとって、リスニングが「伸びる」とは、どういうことでしょうか。

TOEICなどの英語試験の点数が上がることでしょうか。「わかる」と実感できることでしょうか。

前述を繰り返しますが、英語は、教科ではなく言語です。つまり、言語は「聞く」だけでは成立しません。「聞く」と同時に「話す」、つまり「発音する(見て読む)」を併用した学習が効果的です。

教材や動画は、一時停止が可能です。聞こえてくる内容を目で捉え、同じように発音できるか試してみましょう。そして、単語の強弱やアクセントを再現できるまで繰り返してみましょう。

何度か繰り返した後で、オリジナルの文章を再度通しで再生します。

初めに聴いた時と比べ、格段に理解度が上がっていることを実感できるはずです。

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まとめ:英語リスニングができない原因と上達のコツ

今回は、英語のリスニングができない理由と具体的な対策方法を解説しました。

・身近な生活の中に英語を取り入れて学習することが、習得に繋がる

・英語ができなくて悔しい、と感じた記憶を強く留め続けることが、英語学習のやる気を喚起する

・耳から入る英語から焦点となる場面をいかにイメージできるかが、リスニング上達のキーになる

・「聴いた内容を、見て、読み上げる」を繰り返すことで、聞き取りレベルを上げることができる

リスニングが苦手だと嘆いていても、リスニング能力は上達しません。

この記事に書いた原因を理解し、1つずつ解決をしていってください。

そうすれば、必ず英語のリスニング能力を上達させることができます。

ぜひ、今日から意識してみてください。

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最後までお読みくださり、ありがとうございました。

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